時雨と提督のステイホーム
……正体不明の疫病が蔓延し、鎮守府も長期にわたって、活動の自粛を余儀なくされていた。 提督もまた、同じ状況にあった。 そして、彼女は提督に言ったものだ。 雨はいつかやむさ。と。 けれど続けて、今はしばらく降り続けて欲しいな、とも言った。それが、紛れもない本音なのだから。 「あっ! はぅっ!」 ここは提督の自室。 六畳一間程の広さの和室で、畳の上には白い敷き布団が敷かれていた。 布団の上に仰向けになって横たわっている時雨と、その上に覆い被さって、モゾモゾと体をうごめかせている提督。 二人は勿論全裸。 時雨の肌は白く、手で触れるとしっとりと瑞々しくて、汗ばんでいるのがわかる。交わりの激しさを物語っている。 「あ……。ふ、深いよ提督。今、先っちょが、僕の奥に当たってるよぉ」 「そうか。ここが、行き止まりか」 粗い息をつきながら、提督は時雨の太股を両腕で抱えるようにして、交わりを続けた。 「そこ! あっ! だめ……」 「ここがいいんだな」 「はぅ!」 ぎちゅぎちゅと、交わる感覚。時雨の湿りを帯びた膣内が、提督のものをきつく包んで締め上げている。 ――挿入する前のこと。 指での愛撫に加え、執拗に迫る舌先での刺激。 愛液が分泌され、既にとろとろになるまでほぐされた、時雨の割れ目。 もはや、潤滑油であるローションを塗る必要すらなかった。 『提督。僕の中に、入れて……』 そんな状況で時雨は大きく股を開き、提督の侵入を自ら口に出して望んだものだ。 「あっ! 僕……。感じ、てる。はぁぁっ。ふっ! き、気持ちいい。奥、いい!」 「時雨。いい表情だな。発情した雌の顔だ」 「そんな言い方、やらしいよ!」 「何がだ? 子宮の奥にまでち○こをぶちこまれて、何度もガン突きされて、それでとろけそうなアへ顔を晒してるんだから、やらしいに決まってるじゃないか」 「やっ!」 提督の意地悪な指摘は全て事実。時雨は恥じらいのあまり、ビクンと体を痙攣させた。 その間もズンズンと容赦なく、時雨の華奢な体が折れそうなくらいに強く、提督のものが内部に押し込まれていく。 「あ! だ、だめ。僕、また……」 自分の体の中に、提督の一部が入っている。時雨はそう思う度に、幸せを感じる。 サーモンピンクの入口に、狭い通路。提督によって無理矢理こじ開けられながら、奥をばつばつと刺激される。提督のものは太くて長く、好き放題に、時雨の子宮をいじめる。 「だめっ! あっ! あっ! あっ! そこ! 突かれちゃ……! 僕、また……!」 大きな体で覆い被されて、時雨は身動き一つとれない体勢。 ただ、提督の体がもぞもぞといやらしくうごめく度に、時雨は切ない喘ぎ声を漏らす。 「も、もう、だめ! 僕……いっちゃう! くぅぅっ!」 「いいぞ。いけよ」 「あっ! あぁぁ! だ、だめえぅ! はぁぁっ! あっあっ!」 時雨は遂に、達した。 「いいイキ顔だ」 「あぁぁ……。み、見ないでぇ。こんな、恥ずかしい顔……」 「見るに決まってんだろ? 俺のち●こで子宮をずっこずっこされて、散々よがってあんあん喘いで、雌イキしている顔なんて、最高だからな」 「だ、だめぇぇぇ……。こんなはしたない僕を見ないでえぇ……」 「っと。俺もそろそろイクぞ」 「え? あっ! だ、出すの?」 「当たり前だ。……くっ」 「あ、あ……っ!」 時雨はもはや、身構える暇も与えられなかった。膣内にじんわりと、熱いものが注入されていくのを感じた。 「ふぅぅ。出たあ……。最高だ」 「あ、あぁ……。な、中に……。僕の体の中に、いっぱい出てる……」 「やっぱり、中出しは最高だな」 「あぁ……。はぁぁぁ……。中……。いっぱい……。こぼれちゃう……」 雨音の中、ごぽりと漏れ出していく音が聞こえた。 ◇ ◇ ◇ ◇
「んくぅ」 「おしゃぶりも上手だな、時雨は」 時雨が、膣内にたっぷりと射精された後のこと。 ぬれぬれになった提督のものを、時雨は口内でしゃぶってお掃除をしていた。 「散々、毎日のように執務室の机の下でやってるもんな」 ちゅぽ、ちゅぽ、かぽ、ちゅぽ……。とろりとした粘性を感じる水音。 「んん。僕のお口おま●こが気持ちいいって、提督が言うから」 「ああ。最高だ」 時雨はいつでも、どんなときでもしてくれる。 『なあ時雨。ちんしゃぶしてくれないか?』 そんなただの一言で、時雨は頷いた。 提督が望むなら、他の誰かが来ている時だって、してしまう。 別に、誰かに見られたって構わないよと、時雨は涼しい顔で言ったものだ。 何なら、青葉に写真でも撮ってもらおうか? とまで。 「んく。……お口に出す? ごっくんする? それとも、僕の顔にぶっかける?」 「そうだなぁ」 提督は少し考えてから、結論を出した。 「じゃあ、ごっくんしてくれ」 「わかったよ。ごっくんコースだね。……いっぱい出してね」 「おう」 そしてしばらく、無言の時が続く。 好きな人が、口内で愛撫をしてくれている。それはまさに、快楽の時。 気が付くと時雨の口内に、溢れんばかりの白濁液が注がれていった。 「んぐ、んくぅ。ん、んぅぅ!」 提督のものを咥え込んだまま。こく、こく、と時雨の喉が一定のペースで鳴る。 時雨はうっとりとした表情で、注入されたもの全てを、ゆっくりと飲み尽くしていった。 「ん。全部飲んだよ、提督」 時雨は口を大きく開け、舌を出して見せた。たっぷりと出されていたものは、全て飲み干されていた。 「いい子だな。時雨は」 「僕。おしゃぶり上手でしょ?」 「ああ。すごくいい吸いつきだ。舌の使い方もたまらない」 「提督のお●んぽミルク。いくらでも飲み干してあげるよ」 時雨は笑顔でそう言った。発情した犬のように、恥じらいなど捨て去っていた。 「ふふ。……今度は、何をしてくれるのかな?」 時雨がおねだりをすると、提督は聞いてくれた。 ◇ ◇ ◇ ◇
「はぅ……。あ……」 時雨は布団の上に四つん這い。 「お前はこういう風にされるのが、本当に好きなんだな」 「うん。僕は、犬扱いされるのが大好きなんだ」 その証拠に、この赤い首輪をつけてと、自ら提督におねだりをしたものだ。 提督はドン引きなど、しなかった。 誰しも、人には言えないような性癖の一つや二つ、持っているものなのだと、理解していた。 ちなみに、尻尾がないぞと言われて、尻尾付きのアナルプラグも押し込まれていた。 「あぁ。はぁぁ。き、気持ちいいよ。バックでぱこぱこされるの、いい。たまらない。はぁぁ……」 ぱんぱんと、交わる音が響く。時雨は艶やかな尻肉をぷるぷるとたゆませながら、喘ぐ。 「自ら犬プレイをお望みだなんて、変態だな」 「だって。僕、提督の犬だもの」 「そうだな。何でも言うこと聞いてくれる、いい子だな」 「んっ! 提督……。僕の中、締め付け具合はどうかな?」 「いいぞ。ねっとりとして、締め付けてくる」 「はっ! ぅっ!」 「バックってさ。この、打ち付けてる時の音がえろいよな」 「そう、だね。交尾って感じで。あっ! あん! また、すぐにいっちゃいそう」 「おお。いい感じっぷりだ」 「ふふ。……バックは、気持ちいいけど、ちょっと恥ずかしいよ」 「犯してくださいってな感じに、尻を突きだしているんだからな」 「うん! いっぱい犯して……。突いて、ずこばこって突きまくって。僕を、めちゃくちゃにして……」 「おう。……いけよ。そらっ!」 「あ! あぁぁっ! はぁんっ! あぁんっ! 激しいの、いい! 好き!」 時雨は大きく口を開け、舌を出しながら喘いだ。 ◇ ◇ ◇ ◇
ここしばらく、こんな事ばかりしている。 罰則ありの隔離対策だから、誰も訪れない。 ひたすら降り続ける雨も合わさって、まるで、世界に二人しかいないよう。 「提督も、絶倫だよね」 「おう。そう簡単に搾り尽くせると思うなよ?」 時雨は、いつもの服装。 ……ちょっとばかり違うのは、乳首と乳輪の部分だけ穴が空いているということ。時雨はそんな、改造済みの服を着させられていた。 提督は、時雨の乳首を摘まんではこね回し、何度となくイかせたものだ。 「今度は、何をするのかな?」 「そうだなぁ。スカートとパンツ抜きで過ごせ、とか?」 「それはこの前やったよ。……ものすごく恥ずかしかった」 「んで、欲情して、我慢できずに一人でオナり始めたんだったっけ」 「……だって」 「提督。僕、我慢できない! オナニーさせてっ! て、でかい声で叫んでたよな」 「本当に、我慢できなかったんだもの」 そして時雨は、大股を開きながら、胸と股間を忙しなくいじりまわしたものだ。 「床がびしょびしょになったっけな」 「……仕方ないじゃない。気持ち良かったんだもの」 潮を吹くまで激しく、指を動かしたものだ。 「でも、提督はひどいよ。僕がいっちゃう寸前で、オナニー止め! なんて命令するんだからさ。生殺しだったよ、あれは」 「その後で散々イかせてやったろ?」 「そうだけどさ」 「いやぁ。必死の時雨を見ているとつい、な」 「ドSなんだから」 「はは。……さて時雨。もう一発、楽しませてくれよな?」 「うん」 提督は、白いズボンを脱ぎ捨て、時雨に近付いていく。 「一発なんて言わないで」 時雨はゆっくりと、足を開いていく。 「いっぱい、して」 期待に満ちた時雨の眼差しは、とろけるように甘ったるいものだった。 ----------後書き----------
コロナ禍真っ最中ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 てなわけで、自粛期間中の提督×時雨を書いてみました。 普段忙しい分、まとまった余暇が出来たとしたら、ひたすらヤりまくりになりそうです。 マスク着用、うがい、手洗いの徹底、三密避けと。隙を見せることなく過ごしましょう。 くれぐれも、ご用心を。 |