和室にて
古河家の一室。畳が敷かれた和室にて、それは始まった。 「あっあっあっあっあっ!」 少女のか細くも切羽詰まったような声が断続的に響く。……渚と朋也は今、互いに制服を着たまま立ちバック状態で交わり中。渚の短いスカートの中で朋也のものが激しく前後し出入りを繰り返しては、ぱんぱんと音を響かせている。そしてそれだけではなく二人のすぐ側からも、渚と同じような声が聞こえるのだった。 「あああああああ〜〜〜!」 渚の母早苗と父秋生が全く同じような格好で、激しく交わっていた。早苗はやはり服を着たままで、下着とジーンズを少しだけ下ろされながら。 渚と早苗は立ちながら互いを支え合うように抱きしめ合い、背後からの激しい突き上げに体全体をひくつかせながら喘いでいる。端から見れば、可愛らしい姉妹が男二人に犯されているような光景だった。若々しい早苗は誰がどう見ても渚の姉にしか見えないのだから。 何故このよう事態になっているのかと言うと。
「おい小僧。てめぇ、渚とあんなことやこんなことをすんじゃねーぞ。まだ早ええからな。わかったかコラ」 ある日のことだった。相変わらず暇そうな古河パンへと一人訪れた朋也に声をかけるのは店番をしていた秋生。口の悪さはともかくとして、一人娘の事を心配しているのは確かなようだった。だが、その後の挑発的な一言が瞬く間に騒動を巻き起こすのだ。 「まぁ、やったところで上手くできねぇだろうがな」 朋也は下手、と言い切っているのだ。 「おっさんは上手くできるってのか?」 見事にカチンときた朋也はそう返す。 「あぁ!? ったりめーだろうが! 早苗は俺の超絶テクでいつもぬれぬれのあへあへのいきまくりだったぜ!」 そういう答えに対し、朋也も負けじと挑発で返す。 「信じらんねぇ」 嘘くせぇ。どうせはったりだろう。そんな疑いのニュアンスをたんまり含ませながら言った。 「んだぁ!? てめぇ俺のち○こと早苗のま○この相性を疑うってのか!? 上等だ直に見せてやっから表に出ろや! てめぇらガキ共に年季の違いってもんを見せてやっからな!」 大人気なく言い返す。 「おぉ、上等だ! 見せてもらおうじゃねーか!」 「てめぇらも見せてもらおうか! どうせ既にやりまくってんだろうからよ! ……ま、渚を満足させてるとはとても思えんがな。適当に入れて、がつがつ突きまくるだけで満足してるんだろ?」 今度はまた挑発し返す秋生にヒートアップする朋也。まさに売り言葉に買い言葉の連鎖。 「そんなことはねぇ!」 「勝負だ小僧!」 「上等だおっさん!」 こうして、『仕事なんかやってる場合か!』と言うことになり、売店の表には『準備中』の札が置かれることになったのだった。そんな営業方針でいいんだろうかとは、この際誰も思わない。 と、言ったような事があった。
そして、二人は手早く勝負のルールを取り決め、タイミングを見計らう。 「いーか?」 「おう!」 ……和室には制服を着た渚と、いつものようにエプロンを着用している早苗の姿。ターゲット発見、と男二人は思った。母娘二人は和やかに談笑しながら干し終えた洗濯物を畳んでいるようだった。 「早苗」 「渚」 頼みがある。と、二人の男は言った。その頼みとは……。 「突然で悪いが」 「じつはかくかくしかじかでな」 母娘で抱きしめ合って、とは言えないので、なぜか相撲をとってほしいと、よくわからない依頼になっていた。 「お相撲、ですか?」 妙な依頼に不思議そうに首をかしげる早苗。 「そうだ」 秋生はうんうんと頷いた。 「お母さんと、ですか?」 早苗同様、不思議そうに首をかしげる渚。 「ああ」 朋也もうんうんと頷いた。 普通であれば、何を企んでいるんだと、そういう突っ込みがあるところだろうが、とても純粋な性格の母娘なのでそれについては全く問題なかった。 「いいですよ」 ほかでもない、秋生と朋也のお願いだからとにっこりとほほ笑んで快諾してくれる早苗と。 「はい! 負けません!」 同じように快諾し、必勝の決意を見せる渚。天然ボケな二人は何も不審に思わずあっさりと受け入れてくれたのだった。 「こうですね?」 「これでいいんですか?」 互いの細い体を掴みんで抱きしめ合うかのように、両手を背後に回す。 「そうだ、それでいい。じゃあ、いくぞ」 「はっけよい……」 朋也の声に母娘二人共ちょっと真剣そうな表情。その間に男二人は手早く準備を整える。渚と早苗の視線が届かない死角にて、チャックを降ろしズボンから大きくそそり立ったものを引き出していた。 「のこった」 朋也がそう言った瞬間のことだった。 「……え?」 「……あ?」 突然、ずるりした感触。――渚のスカートの中、白いショーツが膝上辺りまで一気にずり降ろされると同時に、早苗のジーンズのホックが外され、下着ごと膝上辺りまでずり降ろされた。 そして母娘二人の剥き出しにさせられたお尻目がけて、男二人の限界にまでそそり立った肉棒がそれぞれずぶりと押し当てられ、ねじこまれるのだった。 「あっ!? あ、あ、あっ!」 一瞬何をされているのか分からず、大きく目を見開く渚と早苗。 「あ、秋生さん、な、何をっ!?」 早苗の方が一瞬早く気付いたようだが、もはやどうにでもなることではなかった。こうして、渚対早苗という名目でカモフラージュされた、朋也対秋生の男のプライドを賭けた『渚と早苗をどっちが先に絶頂(いか)せることができるか無制限一本勝負!』は開始されたのだった。 「うおおおおおっ! のこったのこったのこったああああああっ! おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!」 腰をめちゃくちゃに振り、突き上げる秋生。最初から飛ばしまくりだ。 「負けねえ! おっさんなんかに絶対負けねえ! 負けるかああああっ! ぬおおおおおっ!」 朋也も腰の動きを最初からラストスパートかけるのだった。 「あっあっあっあっあああああっ! と、朋也くんだめええっ! お、お母さんっ!」 「ああああああっ! な、渚っ! ……あ、秋生さんんんんっ!」 まるでサンドイッチの具状態の渚と早苗はガクガクと揺さぶられる。背後から迫る強い衝撃に耐えるため、必死に抱きしめ合うようにして支え合う。その拍子に可愛らしい顔同士が触れ合い、ふっくらした胸の膨らみが重なり合って潰れる。父と母の前でいけませんと思う渚と、娘とその恋人の前でこんなことをと思う早苗。共に猛烈な恥ずかしさが込み上げてきて、顔が赤く火照っていくのがわかる。 「おらおらおらおらおらぁっ! いけよ早苗! いっちまえよ早苗ええぇぇっ! 早くいけえええええっ!」 「ああああっ! ああああっ! あっあんっあんっあんっ! あ、あ、あ熱いですうううっ! 秋生さんのが奥まで……あ、あああああっ!」 早苗の剥き出しにされたお尻が秋生の下腹部とぶつかり、柔らかそうにたゆむ。 「いけええええっ! 渚っ! 渚あっ! そらっ! そらっ! そらっ!」 「あぅっ! あぅっ! あぅぅっ! と、朋也君。そんなに激し……くぅっ!」 突き上げる衝撃で紺色の短いスカートがまくれ上がり、お尻の素肌が露になる。だが朋也も必死なわけで白くて柔らかくてきれいだな、などと思う暇はまるでなかった。それ程までに無我夢中で腰を振った。 「くううっ! 早苗の締め付けはやっぱり最高だぜ!」 「ああああぅっ! 奥に……奥に当たりますぅっ! あああっ!」 「渚の中だって暖かくて最高に気持ちいいぜ!」 「あっあっあっあっあっ! と、朋也くんだめえぇぇっ! あ、あぅ、あぅぅ……はうぅっ!」 密着しながらゆさゆさと揺さぶられる。 「早苗! どうだ気持ちいいだろ! そろそろいきそうだろ! あぁ!? どーなんだっ!」 「は、いぃぃ! いっちゃいます……もう、いっちゃいます!」 早苗の反応を聞いてニヤリとする秋生。どうやら俺の方がこの小僧より優勢みたいだなと思った。だが……。 「ちっ。渚! 負けるな! 早くいけ! いくんだ渚っ!」 「と、朋也くんんんっ! も、もうだめです! わたし……いっちゃいます!」 びくびくと震えている渚を見てよし、と思う朋也。なにぃ、と思う秋生。 「いいか早苗! いくときは、いくって言うんだぞ! はっきり言うんだぞ! 言わなきゃわかんねーからなっ!」 「あっあっ! は、はいいぃぃ! いっちゃいます! もう、いっちゃいますぅ! ああっ!」 「渚! お前もだ! 早苗さんより早くいくんだ!」 「あ、うぅ……。も、もうだめ……です……いっちゃい、ます……」 感極まって行く四人。朋也は腰の動きをそのままに、渚の背後から手を回して、服の上からもぞもぞと両胸を揉み回していた。 「あ! てめぇ何渚の乳揉んでんだ!」 「うるせぇ! 揉んじゃいけないなんて決めてねぇだろ!」 いちゃもんをつける秋生に朋也は怒鳴りつける。 「だったら俺もこうだあああああっ! おらおらおらあああっ!」 秋生も朋也にならって手を伸ばす。早苗のセーターの中に両手を侵入させて、ブラをもずらして二つの膨らみをむんずと掴み、揉み回した。 「あああああっ! あ、秋生さんんんんっ!」 「はっはっは! 早苗は乳も最高だぜ! 柔らかいぜ! でかいぜ! 乳首も起ってるぜええええっ!」 それを見て朋也が触発されないわけがない。やはり渚の背後から手を伸ばし制服のインナー内へと侵入し、同じように胸を直に揉み回す。 「渚のだって、今まさに成長中なんだよなっ! 俺が揉んで揉みまくってでかくしてやるぜ!」 「は、恥ずかしいいいいっ! 朋也くん! 朋也くんんんんっ!」 突然直に胸を揉みしだかれたのが決定打となった。渚と早苗は互いに体をびく、びく、と震わせて脱力してしまった。 朋也と秋生も動きを止める。互いに中へ大量の射精をしながら。 「あン? なんだ早苗。いったな?」 「は、いぃ……。いっちゃいました……」 「んな! だめだろうが! いくときはいくって言わなきゃ!」 「ごめんな、さい……」 「ははぁ。そうか。ま○こだけでも気持ちよかったのに、おっぱい揉まれて飛んじまうようにいっちまったんだな? そうかそうか。最高だったろ俺のち○こはよ!」 「は、い……。そう、なんです……」 早苗も渚も脱力し、足に力が入らないのか互いに支え合ったままずるずると崩れ落ちていく。 「渚もいったのか?」 「……」 恥じらいに目を細めながらこくんと頷く。 「やっぱり、胸を揉まれて一気にいったのか?」 「はいぃぃ……。あ、熱かった……です」 渚は未だ余韻が残っているのか、ろれつが回らない。 「感じ方もいき方も早苗さんにそっくりだな」 朋也の言葉に秋生は嬉しそうに豪快に笑いながら言う。 「そりゃそうだ。おめえ、渚は俺と早苗の自慢の娘だからな。敏感さもま○このしまりもそっくりだぜ!」 「お、お父さん……」 「秋生さん……」 いつの間にかそんなことでめでたしめでたしと落ち着くことになる。が……。 「それはそうと。勝負はまだついてねーよな」 「ああ。これじゃ、まだ引き分けのままだな」 引き分けなんぞの結果で納得いくわけがない、とは言うけれどそれ以前にこの母娘は何のことか、何の為に突然こんな事をさせられているのか未だわからず、はぁはぁと粗い息をついて畳の上に座り込んでいる。剥き出しのままの秘所からぽたぽたと精液を垂らしながら。 「今度は二人に決めてもらうか」 「ああ!」 こうして勝負は継続。
「んん」 「ん、ん、ん」 仁王立ちしている朋也と秋生。その前に跪き、大きなものを口でくわえ込み愛撫を続ける渚と早苗。 「いいしゃぶり具合だ。早苗はフェラも最高だぜ」 「こっちだって負けてねえ。渚も頑張ってる」 突如、秋生が感心したように言う。 「それにしても。早苗も渚もケツの形までそっくりだな」 「ああ。本当だ」 「んんぅ!」 「んぅーっ!」 更なる羞恥を煽るために渚はスカートを、早苗はジーンズをショーツごと脱がされ下半身剥き出しの半脱ぎ状態にさせられていた。その為、丸いお尻も割れ目も完全に露。裸よりも恥ずかしい格好で、はしたない行為をさせられているのだった。 「ま○この形までそっくりだろう。後で見比べてみっか?」 「ああ。いいな。そこに姿見もあるし」 大きく股を開いて、鏡を見させられるのだろう。とてつもなく恥ずかしい。そう思うと同時に秘所に熱いものが込み上げてきてしまう。渚も早苗もそうだった。 「おい早苗、最後までいかせろよ」 「んぅ、んぅ、んん」 「そうだ。その調子」 「んぶ、んぅ、ん〜」 じゅぷ、じゅぷ、と湿った音が響いていく。……そんな時、誰かが来たのかチャイムが鳴る。……が。 「うるせぇ! 今俺達は家族対抗セックス合戦中だ!」 秋生ががるると威嚇しそうな勢いで吼えた。もちろん出る気など全くない。。 「ん、ん、ん」 「ああ……。渚、気持ちいい。出そう」 「なにぃっ! 早苗、先を越されるぞ! もっと頑張れ! 畜生、この早漏野郎め!」 「違う。渚が上手いから……」 「くおおおっ! 負けるんじゃねぇ早苗ぇぇぇ!」 朋也も秋生も出す気は十分。程なくして……。 「出るっ!」 「うっ!」 びしゃ、びしゃ、と大量の精液が渚と早苗の顔中にぶちまけられるのだった。もちろん全く同時に。渚も早苗も顔中をべとべとに汚され、軽くむせ返りながら座り込んでしまった。 …………
「あぅ……。お、お尻で……したことなんて、ない……です」 不安におののく渚に、早苗は優しく言った。 「大丈夫よ。ほら力を抜いて……ね」 「あぐぅ! は、入ってきます……」 「へっ。さすがだぜ。尻穴の締まりも早苗と同じみてぇだな」 「あ、あぁ、あぁぁぁぁ……はぁぁぁっ! き、気持ちいいです! 熱くて……ああっ!」 「そうでしょう。よかった。渚も、お尻の穴で感じてくれたみたいで。……。ん……私もお尻、気持ちいいです。あんっ!」 散々交わった結果勝負はつかなかった。けれどもう、勝負などどうでもよくなっていた。未だに性欲が衰えず、腰を動かす男二人と。体中精液まみれにさせられながら四つん這いにされ、尻穴の奥深くまでねじ込まれては、獣のような喘ぎ声を上げる母娘がそこにいる。それだけが事実であり、まだまだ家族揃って裸の付き合いは続いていくのだった。 おしまい
----------後書き----------
久々のCLANNAD更新物は古河母娘でした。 何故か突然母娘なお話を書きたくなったが故に。いかがでしたでしょうか。
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