-WhiteCanvasSpecial-2
〜黄金色シンフォニー〜- 「お兄ちゃんは、女の子のおしっこ好き」 「こらこら。誤解を招くような事を言うんじゃありません」 それは余りにも唐突な一言だった。どうしてそのような衝撃的な言葉が、よりによって妹の桜乃の口から出てきたのかというと。――それは十数分程前に遡る。 「穴があきそうなくらい、じっくり見てた」 「そ、そうだったかな?」 瓜生家の極めて一般的な作りのトイレにて、問題の出来事は起きた。桜乃が便座に腰掛けてゆっくりと用を足していると、ドアの外に誰かの気配があった。そして聞こえるのは控えめなノック音。 『入ってます』 『う、うん。わかってる。えっと……』 鍵はちゃんとかかっているし、ドアノブの表示色も赤に変わっている。律儀にそう応えてくれる桜乃に一言断りを入れてから、新吾は重要な用件を伝える。 『お願いなんだけど。その……。なるべく早く、出てもらえないかな? 実はその。俺……も、漏れちゃいそうで。ずっと我慢してて』 それはそれは、大変だねと、桜乃は思った。ほう……と、桜乃の表情は好奇心を帯びたものに変わっていく。少しばかり興奮したように頬を赤らめ、目を細め。ちょっとうっとりしたような、そんな感じに。 『……』 『桜乃?』 桜乃から返答がなく、困惑した新吾が問い返す。すると桜乃はまた、衝撃的な一言を述べた。 『お兄ちゃんのお漏らし、見てみたい』 きっと、それはもう抱きしめてあげたくなるくらいに可愛らしい表情をするのだろうなと、桜乃は思った。我慢しきれず出してしまった時の姿は、たまらなく愛しく感じることだろう。 『見せたくないから。絶対嫌だから』 当然のことながら、新吾は拒否。桜乃は心底残念そう。母性本能をくすぐらせるような、そんな瞬間に立ち会うことはできなさそうだった。 『じゃあ、その代わりに』 『桜乃?』 何がその代わりなんだろう? と、新吾がそう思っていると。 『ん……』 僅かな沈黙の後。突然トイレのドアが開かれる。便座を上げて、その上に立ったまま用を足している桜乃の姿が、当然の如く目に入ることになる。ご丁寧に、ロングのスカートをくるくるとまくり上げながら。 『桜乃っ!? な、な、何してるのっ!?』 『おしっこ』 桜乃から新吾へ、極めて正確な事実の報告がなされる。決して動じる事などなく、あくまで淡々とした面持ちで。 『そうだけど、そうじゃなくてっ!』 『?』 首を傾げて不思議そうにしている桜乃。説明が悪かったかな。わかりにくかったかな。と、そう思ったのだろう。 『お兄ちゃんに、おしっこしているところを見られちゃってます』 より具体的な状況説明がなされる。あくまでも淡々とした実況中継。 『見られちゃってる、じゃなくて桜乃が見せてるんでしょ!』 『お兄ちゃんが、見たいのかなって思ったから』 『思ってない! 思ってないから! 俺、そういう趣味ないから!』 大事なことのようで二度も強調され、桜乃はしゅん、となってしまう。言ってから新吾は自分の言葉の語気の強さに『失敗した』と気付き、後悔した。もしかしたら、可愛い妹を傷つけてしまったかもしれないと思ったから。それ程に、普段から新吾は桜乃に優しく接している。 『あ、いやその。ごめん。……桜乃を見たくないとか、そういうわけじゃなくてね』 気を遣う新吾に、桜乃の答えはあくまでマイペース。 『ずっと、お兄ちゃんに見てもらいたいって思ってた』 『え?』 『ほら、見て。私のここからよく出てる。ぴゅーぴゅーって』 『う、うん』 桜乃の細い指先で左右に開かれた部分は、若々しくも艶めかしいピンク色をしていた。そしてそこから、小さく透明な雫がとめどなく流れ落ちていく。 『ん、ん……』 視線をさまよわせ、もじもじとしながら桜乃は放尿を続ける。言うまでもなく、恥ずかしくてたまらない行為。新吾の視線はいつしか桜乃に釘付けになっていた。 『お兄ちゃんは、女の子がおしっこしてるとこ、好き?』 『え?』 『嫌い?』 妹のつぶらな瞳が潤んで見える。新吾は戸惑いながら、答える。 『き、嫌い……ではないと思うけど』 『お兄ちゃんは、女の子のおしっこが好き、と』 シリアスなようでいて、実はボケボケなのかもしれない。このように、桜乃はいつも新吾にペースを掴ませない。 『いやいやいや。嫌いじゃないからって、好きというわけでも!』 『あ、残念。出終わってしまいました』 何と応えていいかわからない新吾をよそに、桜乃は出し終えたばかりのところをトイレットペーパーで拭き拭きしているのだった。そして新吾は、ずっと尿意を我慢していた事に今更ながら気付いて。 『桜乃、ごめん! させて!』 『あ……』 新吾はまだ秘所を晒したままの桜乃の背中をつい、と押して、トイレの外へと出してしまうのだった。 『お兄ちゃんの貴重なおしっこシーン、見逃しちゃった』 しまったと、心底がっかりした桜乃だった。 と、そんな極めてインモラルな事例が実際にあった。
桜乃によって、特に仲良しな女の子だけの会合にて、そんな羞恥にまみれたエピソードが初公開された。新吾が知ったら『桜乃! 何てこと話してるのっ!?』と、絶叫したり頭を抱えたり溜息をついたりするかもしれない。 「そ、それはとてもマニアックなシチュエーションでございます! 桜乃さん!」 と、驚くメイド少女アンジェ。ごくり、と唾を飲むような興奮を感じていた。胸の高鳴りが押さえられない。 「な、何してんのよあんた達は! どん引きするわね」 呆れ果て、思い切りジト目の愛理。真面目な彼女には、そんなの信じられない、といったところ。 「うわぁ。変態だ変態」 愛理と同じような反応の紗凪。しかし――。 「けど、それって結局、新吾くんは女の子のおしっこが大好きってことだよね?」 みうの感想は、他の娘とはちょっと違っていた。そして、みうの一言が発端で、新たな騒動が巻き起こることになるのだった。 「じゃあ、新吾におしっこしてるところを見てもらえたら……」 と、結月が何気なく呟くと。 「喜んでもらえるのかな? っていうか、新吾は女の子のおしっこ自体が好きなのか。それとも女の子がおしっこをしているところが好きなのか。どっちなんだ」 それが問題だと、腕を組んで考え込む紗凪。桜乃の見解はといえば――。 「恐らく両方かと」 ――とにかく、好きな人が大いに喜んでくれる。これ程嬉しい事は無い。誰だってそうだろう。では、どうする? どうすればいい? 答えは一つ。実際に、見てもらうしか無い。 「……。お披露目をするには、うちのお風呂が丁度いい場所かもしれません」 桜乃が静かに場の提供を提案する。まあ確かに、お風呂場なら後始末も楽だろうなと、一部の例外を除いて皆、頷き合う。 「だ、だめよ! そんな恥ずかしいこと! 何考えてるのよ!」 早速一部の例外こと、理性的な愛理が背徳的な行為に対し意義を唱える。けれど……。 「じゃあ、愛理は不参加と」 無理強いはしないよと、優しい桜乃。けれど愛理は逆に大いなる危機感を抱く。不参加ということはつまり、新吾の想いを受ける対象から外れてしまうのだから。 「え? その……嫌、というわけではなくて。恥ずかしいし、それに、そんな変態みたいなこと……」 「でもさ愛理。新吾はそんな、女の子の変態な、恥ずかしい所こそが見たいんじゃない? 男だもん。女の子のエッチなところが嫌いなわけないよね」 「そっ……」 そうかもしれないけどっ! でもっ! と、愛理は言おうとしたところで、桜乃が恐らくフォローだと思われるボケを一つ。 「愛理、大丈夫。変態は、みんなですれば怖くない」 あ、それ。もしかしたら名言かもしれないと、愛理と桜乃を除く四名はなんとなく思った。 「そりゃ、怖くは……ないけど。って、そういう問題?」 「何だか赤信号みたいだねー」 「みう先輩〜! 一緒に赤信号渡りましょうよ〜!」 「アンジェも渡っちゃいますよ〜! 危ない橋でも叩かずに全力ダッシュしちゃいますよ〜!」 「ふふ。虎穴に入らずばなんとやら、だね。望むところさ」 何だかみんな、やる気満々。テンションはいきなり最高潮。こうなったらもう、行動に移すしかない。 「あんたたちねえ……」 なし崩し的に参加することになったものの、皆の興奮ぶりをジト目で眺めながら呆れる愛理だった。これから始まる痴態の見せ合いに溜息を突くけれど、実は心の底では楽しんでいるかもしれない自分に、また溜息が出て来るのだった。 そして……
「……というわけなのでした」 当事者である新吾を前に静かに目を伏せ、ここに至った経緯を淡々とかつ簡潔に説明する桜乃。 「一体全体何がどういうわけなのかな」 バスルームの中には異様な光景。六人の少女達が、それぞれバスタオルを一枚体に巻いただけの姿で佇んでいる。ずらりと一列に並んで、なかなか壮観なのだった。 「女の子のおしっこが好きなお兄ちゃんに、みんなのおしっこシーンをとくと見てもらおうかなって思って」 桜乃の一言に、一堂がうんうんと頷く。その為に集結したのだ。 「もう、どこからどう突っ込めばいいのやら」 このような展開になったら最後。まともに説明するだけ無駄なような気がしてきて、ただ状況に流されるままで様子を見るしかないかもしれないと、新吾は思うのだった。それ程までに六人の少女達は皆、やる気と好奇心に満ちあふれているのだから、もはや誰にも止められない。 「で。俺はどうすればいいの?」 「お兄ちゃんは、見てるだけで」 「そう。さしずめ、特別審査員ってところね」 「おしっこって、審査するものなのかな?」 「……検尿?」 「それは多分違うと思うよ。うん」 ともかく、何の手数もかけませんと、桜乃はそう言うのだった。 「これって、芸術鑑賞?」 結月の感想はまた、何とも言えないところ。けれどもう、そんなことはどうでもいい。とにかく、理由を探すよりもはじめてみようと、そういうことになった。 「とりあえず。一人ずつしていくから、じっくり見ていて」 「う、うん」 もう、流されるがまま。 最初は、言い出しっぺである、桜乃の番。 「お兄ちゃん。いくよ」 「うん」 湯船の縁に腰掛けた桜乃が、股間に右手を沿えて柔らかな割れ目を皮を剥くように開き、出し始める。すると、ぴゅうう、と細い糸のような雫が孤を描いて飛んでいく。それは皆が息を飲むような、神秘的な光景だった。 「桜乃。嬉しそうね」 「嬉しいよ」 愛理に答える桜乃。その表情は、恥じらいつつも嬉しそうな微笑。 「お兄ちゃんに。みんなにも、見てもらってるから」 恥ずかしい所と行為を大好きな人に見てもらってる。だから、嬉しい。それはここにいる皆が共感する気持ち。 「全部出終わるまで、目を離さないで。私のおしっこ」 新吾にとって桜乃は小さな頃からずっと側にいた女の子。今更ながら、とても大切な娘だと思うのだった。 続いて、元気娘紗凪の番。 「うりうり〜。新吾〜。よく見てて〜」 元気に勢いよく、立ったままびしゃびしゃと出す紗凪。指でかき混ぜて、拡散させていく。 「よく出てるでしょ〜。どうだ〜。とりゃ〜!」 楽しそうに見せびらかす紗凪。見てもらえて嬉しくてたまらない。そんな気持ち。 「みう先輩も見てますかあ? あたしのおしっこ、見えてますか〜?」 「うん。ばっちり、見ているよー」 「嬉しいです〜!」 大好きな先輩にも見てもらえて、喜びも二倍。 桜乃とは対照的な性格で、おっとりした先輩みうの番。 「新吾くん。いっぱい見て欲しいな。……こんな恰好はどうかな?」 みうはあえてしゃがみ込んで背中を向け、そのまま始める。彼女の胸と同じように、丸くてふっくらとした肉付きの良いお尻が露わになる。 「みう先輩のお尻、綺麗です〜」 「ふふ。ありがと、紗凪ちゃん」 ぷしゃああ、という音が聞こえ、紗凪が感嘆の声を上げる。そして、お尻と床との僅かな隙間に、雫が糸のように細いものになって、落ちていった 「で、でも先輩。その……お尻の穴、見えちゃってます」 「やっ! そ、それは言わないで。恥ずかしいよ、新吾くん。……でも、新吾くんとみんなになら、見られてもいいかなって思って」 やがてバスルームの床が濡れていく。子供のような恰好で、ひたすら痴態を晒すみうだった。 ハイテンションなアンジェの番。 「さあ、お待ちかねでございます! 旦那様、是非是非アンジェのおしっこをとくとご覧くださいませ〜!」 「待ってないし」 ジト目の紗凪が突っこみを入れるけれど、アンジェは完全無視。そして……。 「えへへへ〜。いきますよ〜」 右膝をしっかりと床に着き、そのまま左足を高く上げてみせる。 「これって何だか」 みうが恥ずかしそうに言う。 「犬みたいよね」 愛理がちょっとどん引きしたように言う。……今更ではあるけれども、極めつけともいえるものだったから。 「その通りでございます! これがアンジェのワイルドなおしっこシーンでございます〜!」 「変態メイドめ」 紗凪の突っこみを引き続きスルーしつつ、豪快にびしゃーーーと、飛び散る雫。 「旦那様ぁ! 皆さん! アンジェのおしっこはいかがでございますか〜?」 その問いに、犬みたいだと一斉に突っこみを入れられて、アンジェはショックを受けてしまうのだった。 どこか芝居がかっている、結月の番。 「さあ新吾。いざ、見せてあげよう。私のおしっこを! もとい、ウォータースプラッシュを!」 普段通りビシッと恰好良く決めた……はずだけど。 「全然様になってないわね」 愛理の評。 「言ってるセリフに決定的な間違いがあるからな」 紗凪もジト目。 「アンジェワクワクしております〜。結月さんの格好いいおしっこを!」 どこか感覚がずれているアンジェ。それら、外野のざわめきを一切無視し、結月は始めた。 「ふっ。……それっ!」 湯船に右足を乗せて、そのまま出してみせる。例えるならそれは、波止場で男が凛々しく佇んでいるシーンでもイメージしているのかもしれない。 「これって格好いい、のかな?」 「どうなのでしょう?」 「シュールなシーンよね」 「おお新吾。どうして君は新吾なんだい?」 びしゃびしゃと飛び散る雫を無視したかのように、そんなセリフ。しかし。それらは全て、羞恥を無理やり誤魔化すためのカモフラージュに過ぎなかったのだ。 「う……。わきゃーーーーーーっ! 恥ずかしいいいいっ! も、もう無理っ!」 あ、やっぱり無理してたんだ、と、みんなが頷くのだった。 最後に愛理の番。 「真打ち登場」 「さ、桜乃。どうしてあたしが真打ちなのよ」 事ここに至って愛理の番が巡ってきたわけだけれども。今更ながら、何だかとんでもない事をしているような気になってきてしまった。 「ちょっと待って。そもそも、どうしてこんな事に」 「愛理もするって言った」 「い、言ったわよ。それは否定しないけど。でも、どうしておしっこの見せ合いになってるのよ」 「お兄ちゃんが好きだから」 「違うからね。誤解しそうなこと言わないで、桜乃」 「愛理。ここまできておいて、まさかしないなんて事はないよな?」 にっこりと、紗凪。 「まさか、愛理さんに限ってそんなこと」 アンジェもノリノリ。 「さぞかし、瀬名愛理ここにありって感じの、末代まで語り継がれるようなおしっこを見せて貰えるんだろうね。わあ、楽しみだなあ」 結月も色目を使ってわくわくしている様を棒読みながらもアピール。こうして各方面からのアピール合戦に愛理は屈することになる。 「わ、わかってるわよ。するから! ……もう」 覚悟を決めた愛理。バスマットの上に仰向けになり、そして、両膝を自ら手で掴んで抱える。 「だ、出すわよ。見ててよね」 ぴゅるぴゅると噴水のように飛び散る雫。それを評して桜乃が言った。 「愛理。くじらみたい」 「あ、確かにそうかも」 「うう。それ、褒めてるの? それとも、動物みたいだってけなしてるの?」 「どっちでもない。ただ、思ったままを言っただけ」 桜乃は相変わらず淡々とそう言うのだった。 「うううぅ。貶すなら思いっきり貶して〜! ああもう、見たでしょ? もう十分でしょ?」 「ダメダメ。全部で終わるまで」 「お家に帰るまでが遠足なのと同じように、おしっこは出し終わるまで止めちゃだめですよ〜!」 「ああ、アイリン可愛いよアイリン。最高だよ」 みんなきっと、楽しんでいる。 「もう勘弁して〜!」 こうして、全員分のお披露目が完了したわけだが。
「さて。お兄ちゃん」 桜乃のつぶらな瞳が新吾の方に向く。 「答えられないよ」 「誰のおしっこシーンが、一番興奮しましたか? ……って、先に答えを言われてしまいました」 「何と言えばいいのか」 呆然としている。というところ。 「まー。決められないよね」 紗凪はしょうがないなぁといった顔。 「そうね。新吾、優しいから」 「そう言うと思っていたよ」 愛理も結月も同じように頷いた。最初から、わかっていたような感じ。 「ですので。今度は、お兄ちゃんの番」 「は?」 桜乃のさりげない一言は、なかなか大きなインパクト。 「旦那様のおしっこシーンとは、桜乃さんナイスアイデアです〜!」 「そうね。みんな見せたんだから、新吾も見せて欲しいわね」 「どうしてそういう話になるのかな……。って、何でみんな俺の前に整列してるの?」 新吾を中心に、二列にならぶ六人。 「そりゃもちろん」 「場所取りだよ、新吾」 「お花見じゃないんだから」 そんなわけで、新吾は六人の少女達に押し切られ、放尿シーンを見せることになったのだった。 「……えっと。そんなに近くにいたら、顔にかかっちゃうよ」 「何を言ってるの新吾」 紗凪が、わかってないなーとばかりに目を細めて溜息をつく。 「新吾の番は、あたし達にぶっかけるのがメインでしょ?」 それはいつどのようにして決まった約束なのだろうか? 本当にいいのだろうか? 「……そ、そうなの?」 「そうでございます旦那様! アンジェ、全身全霊を込めて受け止めてみせます〜!」 アンジェもノリノリ。 「新吾くん。いっぱいかけてね」 相変わらず、天使のような笑顔でみうはそう言った。 「新吾。あたしも覚悟を決めたわ。こうなったらもう、思いっきり来なさいよね!」 あの愛理ですらそんな調子。もう、出さないという選択肢は残されてはいなかった。 「あ、ああもう。何がなんだか」 「さあお兄ちゃん、どうぞ」 それはとても、ある意味で神秘的な光景だった。
新吾の一物から勢いよく飛び散り、ぱらぱらとこぼれ落ちていく雫。それらは六人の可憐な少女達の顔や体に当たり、思いっきり濡らしていく。 「ん、んんっ。お兄ちゃんの、おしっこ」 「暖かいよぉ。……そしてすっごくしょっぱい。んーっ!」 いつも側にいる、妹の桜乃。元気いっぱいな紗凪。 「すごい量、ね」 「新吾くんのおしっこって、優しいね」 感心している愛理と、嬉しそうに笑顔のみう。 「旦那様あぁぁ。アンジェ、今とっても幸せを感じております〜」 「んっ。まさに、祝福のシャワーだね。ふふ。……げふっ! うぅぅ。む、むせる」 舌を出して受け止めているアンジェと、うっとりしているけれど鼻に入ったのか、ちょっと苦しそうな結月。 「何だかものすごく、悪い事をしているような気がする」 ふるふると、一物を左右に満遍なく振り、雫を散らせる新吾。 「そんなことないよ」 桜乃が首を振る。 「そうそう。みんな、新吾の色に染められちゃってるんだから」 紗凪が明るく言い。 「おしっこは透明だけどね」 結月がボケる。 可愛い妹の顔にも、紗凪の可愛らしい白いリボンにも、愛理の柔らかな髪にも、アンジェのヘッドドレスにも、笑顔のみうにも、結月の上品な黒髪にも、びちゃびちゃと大量の雫が降りかかっていく。少女達は時折それを口に含んで飲み込み、舌で唇をなめ回す。 「あ、あたし。新吾におしっこぶっかけてもらって、なんだかむらむらしてきちゃった」 「奇遇ね紗凪。あたしもよ」 珍しく気が合う紗凪と愛理。 「それじゃあ改めて、してもらおっか」 「旦那様! アンジェもして欲しいです〜!」 その案は満場一致で可決。そして、皆が揃っておねだりの言葉を口にする。 「交尾しよっ!」
交尾はないでしょ交尾は! と、良識的な新吾の突っこみが入るけれど、結局はすることになるのだった。 「あっあっあっ!」 立ちバックの状態で交わる新吾とみう。みうは丸くて大きな胸をぷるぷると上下に揺らしながら喘ぐ。時折乳首をこね回されて、ぐにぐにと胸の膨らみを揉み回されながら。 「みう先輩、気持ちよさそう」 「う、うん。気持ちいいよ。すごく。あ。ね……紗凪ちゃん、わたしのおっぱいちゅーちゅーってして」 「え。は、はいぃ」 みうに言われた通り、乳首に吸い付く紗凪。 「あは。紗凪ちゃんも、新吾くんにずこばこしてもらお? そしたら今度は私が、紗凪ちゃんのおっぱい、ちゅーちゅーするね。あっあっ」 「わぁぁ。嬉しいです〜。んん。ちゅーちゅー頑張りますぅ。んんんぅっ!」 「あ、あ、あ、あ、あ! い、いくいく、いっちゃうよぉぉ。新吾くぅん! ふぁああああっ!」 「んん、んくんくんく。んぷ……。新吾にずこばこされてるみう先輩、ほんっとーに可愛いです」 「あっあっあっ! ずこばこされるの、気持ちいいよおぉぉぉっ!」 「はいぃ。ずこばこしてもらうの、楽しみだなぁ」 「くうぅぅぅっ! い、いっちゃうよ! もう、だめ。ああああああっ!」 新吾は絶頂を迎えたみうの中に思いっきり射精。そうしたら間髪入れずに紗凪の背後に回り、挿入。 「あふぅっ!! そんないきなり、深……いぃぃっ!」 新吾は紗凪の小柄な体が浮いてしまいそうなくらい強く、突き込んだ。すると、絶頂を迎えてうずくまっていたみうがのそのそと紗凪の前に来て、予告通り小ぶりな胸を彩る乳房に吸い付いた。 「んんぅ。紗凪ちゃん、可愛い。ん、ん」 「あっあっ! み、みう先輩が赤ちゃんみたいにあたしのおっぱいに吸い付いてる〜! あああっ! ぺろぺろってしてくれて、ちゅーちゅーも……。う、嬉しいですぅ! ちっちゃくて、びぃかっぷでごめんなさいぃぃぃ〜〜〜!」 「甘いわね。それだけじゃないわよ」 「え……。あっ! 愛理!? な、何す……んんぅっ!」 愛理が紗凪の顔をくい、と手で傾けさせ、キス。 「さっちゃんさん、とっても幸せそうでございます〜。ささやかですが、アンジェも加勢いたしますよ〜!」 「じゃ、私もちょっとだけ」 アンジェが紗凪の右手を、桜乃が左手を、それぞれ掴んでなめ回す。手の平に舌を這わせたり、指先をしゃぶってあげたり。 「仕方ない。あぶれてしまった私は、紗凪きちの足の裏でも舐めてあげるとしよう」 「だ、れがさなき……ちだ。う、は、うぁぁぁぁぁ〜〜〜っ! や、やめ! あああああっ!」 結月の愛撫は結構てきめんだったようで。 「え、ええっ!? はうぅぅぅっ! あっあっあっあっあっ!」 新吾の突き込みは、依然として大きく、ダイナミック。四方八方からの愛撫攻勢で、紗凪は白目を剥いてしまうほど感じてしまい、絶頂。そしてそこに、追い込みをかけるかのように新吾の大量射精。 「い、い、いくいくいっちゃうううぅぅぅっ! だめええっ! あああああああああああああっ!」 脱力し、くた、と頭を垂れる紗凪を優しく壁にもたれかけさせて、新吾は次の獲物を狙う。……それがみんなの望みだとわかっているので、しないと悪いよなと、空気を読んだのだった。 「愛理!」 「え? あ、あたし?」 びくん、と一瞬震え、笑顔が凍り付く。心の準備が、等と言っている暇は与えてくれるはずがない。 「いくよ」 「あ、あっ! はひぃっ!」 ずにゅり、と奥まで挿入。そして体を持ち上げる……いわゆる駅弁スタイルになって、愛理はゆさゆさと揺さぶられていった。 「あっあっあっあっ! こんなっ! こんな恰好! 恥ずかしいわよぉぉっ!」 玩具のように扱われ、愛理は羞恥に耐えきれず叫んだ。ふっくらとした形の良い胸が、新吾の胸と重なるようにして触れ、ぐにゃりと潰れては、ずりずりと擦れている。そして、新たな刺激が愛理の下半身に現れる。 「……んひっ!! な、なななっ! 何!? 今の!」 目を見開いた愛理が背後を向くと。 「んふぅ」 全身で絶頂を迎えさせられ、とろんとした瞳の紗凪が、愛理のお尻に顔を埋め、小さなすぼんだ穴に舌をねじ込んでいた。テンションが極限まで上がった紗凪の悪戯に、愛理は堪らずに叫んだ。 「さささ、紗凪っ!! な、な、な、何やってんのよっ! 変態っ!」 その言葉に説得力がないとわかるのに、時間はかからない。 「でも愛理。今、締め付けがものすごく強くなったよ?」 「そうなのでございますか? 愛理さん、下のお口は正直でございます〜!」 「ふふ。いいぞ紗凪きち。もっともっと、舐め舐めしてあげなよ。私は愛理のぷにぷにお腹を撫で撫でしてあげるから」 「あひっ! ゆ、つ、きぃぃぃ。後で、覚えてなさいよ! んひいぃぃぃっ! くああぁぁぁっ! こ、こんな! すぐ……いっちゃう、なん……て。あ、あぁぁ……あ」 尻穴を侵入され、秘部を突き込まれ、愛理はあっさりと絶頂を迎えさせられた。行きがけの駄賃とばかりに、新吾の一物を締め上げて精液を絞り上げながら。 「次は?」 ずるずると新吾の体から崩れ落ちていく愛理を床に横たえつつ、新吾は次のターゲットを探す。 「アンジェ」 「はいぃっ! 旦那様ぁっ! アンジェ、待ち焦がれておりました〜! アンジェのお○んこで、是非是非思う存分お楽しみくださいませませ〜!」 アンジェは新吾に促されるまでもなく四つん這いになり、ふっくらとした尻の割れ目を両手で開いて誘う。 「あぅっ! は、入ってきました。大きいのが、奥まで。はうぅぅっ! ぱんぱん音を立てて突いてくださいませ〜! はぅっあぅっ!」 「ほんと。アンジェは、おっぱいもお尻もぷるぷるのふにふにだね。つきたてのお餅みたい」 「あっあっあっあっあーーーーっ! す、すごいです! 旦那様あぁぁっ!」 アンジェのリクエスト通り、ぱちんぱちんぱちんぱちん、と体同士が激しくぶつかり合って音を立てていく。アンジェの尻がひたすらふにふにとたゆむ。 「だ、旦那様ぁぁぁっ! アンジェ、頑張り……くあっ! だ、めですぅ。旦那様、お上手過ぎて……それでいて、激しくて……。ああああああああっ! アンジェ、意識飛んじゃいますぅっ!」 「アンジェの腰遣い、ものすごくエッチだよ」 「あ、ありがとうございます〜! メイドたるもの、旦那様にご満足頂く為に、えっちも頑張り……んああああっ!」 「アンジェ、あへあへしてる」 「あ、あああ。はいぃぃ。アンジェ、あへっちゃってますぅぅぅ! こんな。はしたない駄目メイド……。あ、あ、あひ……。い、いっちゃいます……いっちゃいま……。はふぅっ!」 アンジェはそのまま気絶してしまった。 「結月」 「……」 めまぐるしく交わる状況に、結月はちょっと呆然としてしまっていたようで。 「キスしながら、しよ?」 「……え? あ、ああ! いいとも。どんとこいさ! 一気にきたまえ!」 実はよく聞いていなかった結月は勢いに任せ、そう応えた。 「一気に? じゃあ、そうするよ」 「え、ちょっと? 一気って……はぐっ!」 立ったまま抱きしめ合い、キスを交わして……そして一気に上に向かって突き込まれた。突然の事に結月は目を見開いて悶絶。そして、新吾のものとはまた別の感触。 「はぅっ!? な、何!? 今のっ!?」 「仕返しよ」 結月のお尻の穴に、愛理の細い人差し指がねじ込まれていった。 「な、な、何をするんだ! やめっ!」 「やめないわよ。新吾。結月をしっかり抱きしめて離さないで。二つの穴に同時に入れられて、さぞかし気持ちいいでしょ? この変態。淫乱。色魔」 「ああああああああああぁっ! 何さりげなく言葉責めしてるの! あ、愛理のドS!」 ずぷり、ずぷり、と、激しく出入りを繰り返す愛理の指。結月はやがて二つの穴で絶頂を迎えさせられてしまった。 「桜乃。お待たせ」 「お兄ちゃん……」 桜乃を除くみんなは全て、脱力して座り込んでいる。凄まじいばかりの乱交劇はしかし、まだまだ序章に過ぎない。 「妹の穴という穴に、欲望に身をまかせて思いっきり、お○んちんをぶちこんでください」 「随分と、過激な事を言うんだね」 「過激な事、してるから」 「何を今更、か」 「そう」 どんなのがいい? と新吾が問おうとすると。 「駅弁ファック、して欲しい。さっき愛理にしてあげたようなの」 「……どこで覚えてくるのかな。そういうの」 「お兄ちゃんに持ち上げられて、玩具みたいにゆさゆさされるの。憧れ」 「そうだったんだ」 「お兄ちゃんに犯されてる妹の姿。みんなに見てもらいたい」 交わりは静かに始まり、やがてゆさゆさと揺れる桜乃の体。細くて白い体は新吾に持ち上げられて、気持ちよさそうに震えていった。 「あっあっあっあっ! い、いい、の……。あああっ! ずっぽりと、入っちゃってるの!」 六人の意識は完全に、共有された状態。
「あっあっあっ! はぅっ! お、奥に、奥にあたるうぅぅ! うぐっ!」 愛理がか細い声を断続的に漏らしている。六人の少女達はそれぞれ並んで湯船の縁に手をついていた。そして、むき出しになった尻を目掛けて新吾が好きなように突き込んでいる。 「あぅ。も、もう、だめ。あうぅ! はぅぅぅっ! い、くぅぅぅ……!」 散々突き込まれて愛理は静かに絶頂を迎えさせられた。脱力して、くたりと頭を垂れる。 「新吾ぉ。次、あたしに入れてぇ」 元気な紗凪が求め、新吾が応える。 「じゃ、いくよ」 ずぶり、と紗凪の中へとねじ込まれていく。挿入される時の圧迫感が堪らない。 「んんぅっ! あひぃっ! す、ごいぃ! ごりごりされると、気持ちいぃぃぃぃっ!」 ひたすらこんな事の繰り返し。六人の股間はもう、とろとろのぐしょぐしょに濡れた挙げ句、中に出されて白濁としたものがたれていった。 「い、いっちゃう! もう、何回目かわかんないけど、またいっちゃうぅぅっ!」 ターゲットにされた娘はみんな一様に尻をたゆませ、ぷるぷると胸を揺らしながら全身を震わせていった。 そうしてここで、新たな提案がなされる。 「新吾くん」 とても恥ずかしい事なのか、もじもじとして上目遣いでみうは言った。 「みう先輩?」 「今度は、ここに入れて欲しいな」 「え? でも、そこは」 自ら、ふっくらとした尻の割れ目を左右に押し広げて求めるみう。 「そう。お尻の穴だよ。ここにね。新吾くんのずるむけ極太お○んぽを、ずぶずぶってして欲しいな」 あくまでいつもの可愛らしい口調で、笑顔を見せながらみうはそう言った。とてつもなく過激な事を。 「で、でも」 あまりの淫靡な提案に新吾は躊躇する。けれど、女の子達の意見は違ったようで。 「みう先輩いぃぃ。いいなぁ。ねえ新吾、後であたしにもしてぇ。お尻、ずんずんしてぇぇぇ」 「お兄ちゃんに、お○んこはおろかお尻の穴まで犯された妹……。いいかもしれません」 あまりにも背徳的な、いけないことをしてしまった関係。ほう、と桜乃は微笑を浮かべ、強く望む。 「新吾ぉ。あたしにもして。お尻でしてもらうのって、女の子らしいよね?」 紗凪とそして結月も求める。 「アンジェもして欲しいです〜! 旦那様の尻穴奴隷にしてもらいたく、お願い申し上げます〜!」 「し、新吾がよければ、あたしもしてもらいたいな。ちょっと、怖いけど……」 アンジェと愛理までゴーサイン。 こうなったらもう、言われるがまま。 「あーーーーーっ! ふ、深いよおぉっ! こんなの、初……めて。あふぅっ! お尻、気持ちいいよおぉぉーーーっ!」 ――みうに入れたのを皮切りに。 「んーーーーーっ! し、ん、ごぉぉ! すご、いぃぃ! 意識、飛んじゃいそう! んあああああっ!」 ――愛理も猛烈な圧迫感に耐えながら、新吾のものを全て受け入れた。 「あっ! 妹……お尻の穴までお兄ちゃんに掘られて、犯されちゃいました。ん、あ! あああっ! あっ!」 ――相変わらずとぼけたことをいいながら、白目を剥くほど強烈な刺激に喘ぐ桜乃。 「しん、ご! だめ! 意識、飛ん……じゃう! あひぃっ! そんなに、ずぼずぼしちゃ……。あっ! はっ! はぐっ!」 ――華奢な体を強ばらせながら目を見開く紗凪。 「だ、旦那様ぁっ! アンジェのお尻はいかがですかっ? あああああああっ! アンジェのお尻が、旦那様のお○んちんで満たされていきますうぅぅぅぅっ!」 ――紗凪とは対照的な大きな胸をぶるんぶるんと揺らしながら、アンジェは絶叫を上げる。 「す、ごっ! あっ! これ、すごすぎ……る! んひっ! あっ! お尻があああ! お尻が熱いいぃぃっ!」 ――結月はもはやとぼける余裕もない模様。 こうして、六人の穴は全部新吾によって完全に塞がれてしまうのだった。 …………
「んんっ」 キス。ひたすら続く六人分。熟した果実を貪るかのように、取っ替え引っ替え。 「新吾ぉ」 「お兄ちゃん。ん、んん」 「新吾くん」 結月、桜乃、みうと、それぞれ舌を絡ませ合うようにキスをして。 「えへへ〜」 「旦那様ぁ」 「新吾〜。ぎゅーってしながらしてぇ」 紗凪、アンジェ、愛理。三人とも笑顔で、とろけるような声で求める。左端から一人ずつキスを交わしていき、今度は右端から。 「んんっ。紗凪ちゃん」 「みう先輩ぃぃ。はふぅ」 そのうち、女の子同士でのキス合戦も始まった。 「桜乃。……キス、上手ね」 「ん。愛理の唇、柔らかい」 何だかとても楽しいと、誰もが思う。 「そこの女中さん。私とキスをしようじゃないか」 「アンジェメイドです〜! でも、キスは素敵でございます〜」 そのうち、新吾にキスの相手を指名してもらうことにした。 「愛理ぃ。キス、しちゃうぞ〜」 「んっ。紗凪ったら、もう」 例えば愛理と紗凪。 「んん。お義姉さん」 「妹くん。ん、ん」 桜乃と結月は何だかおかしな組み合わせ。 「菜夏ちゃん。んふ。可愛い」 「みうさん〜。んんぅ」 大きな胸を互いに押し付け合いながら、みうとアンジェ。そんな風に、色んな組み合わせ。 「あ……。何だか段々、またして欲しくなってきちゃった」 愛理が体の火照りに耐えきれずにそう言った。 「そういえばさ」 紗凪が何かに気付いたようで。 「あたし達。今日はまだ、お口でしてなくね?」 あ……。と、みんな思うのだった。 「……する?」 新吾の問いに、首を横に振るはずがない。 そして
「んぐ、んぐ。ぷは……。新吾の、大きいなぁ」 結月が感心したような笑顔を見せる。 それはあたかも、回し飲みでもするかのよう。六人を取っ替え引っ替えするように、入れては出してを繰り返すのだった。 「今度はあたしよ。新吾のお○んちん、いっぱい気持ち良くしてあげるからね?」 ――笑顔の愛理。アイスキャンディーを扱うかのように、舌先で亀頭を舐め回す。真面目な彼女らしく丁寧な行為。 「お兄ちゃん。極太のお○んちんが欲しいです。というわけで早速いただきます、あーん」 ――桜乃はとぼけたようにそう言ってから、歯医者で治療を受けるかのように口を大きく開けた。 「旦那様ぁ。アンジェの超絶技巧テクをとくとお楽しみくださいませ〜! お○んぽミルク、どぴゅどぴゅっていっぱい出してくださいね!」 ――アンジェは自信満々に宣言してから、とても嬉しそうにおしゃぶりを始めた。ダイナミックにかぶりつくように。 「新吾くん。おち○ぽなめなめするね〜」 ――みうは相変わらず優しそうな眼差しを向けながら、大きな胸の谷間に埋めさせ、挟み込んでしごきつつ、飛び出た亀頭に舌を這わせた。 「新吾ぉ。でかちんもタマタマもいっぱいなめちゃうぞ〜」 ――新吾のものを手でしごきつつ、玉や裏筋をなめ回す紗凪。 それぞれが思い思いに新吾に愛撫を続けた。 「んぐぅ。けふっ。さな、ちゃん……」 「んん! んんんぅっ! んぅ!」 六人の少女達は、口内射精された精液を飲み干すことも吐き出すこともなく、口移しで回しあった。 媚薬入りのミストシャワーでも浴びているかのように、誰もが皆、無我夢中で求め合った。 「紗凪ぁ。お○んこ舐めてえぇ!」 「あっあっ! ああんぁ! はぁんっ! あんっ! し、したい、けど……新吾の、激し、す、ぎ……。んああああっ! む、無理いぃぃぃ!」 四つん這いの体制で背後から新吾に激しく攻め立てられながら、大股開きの愛理のリクエストに応えて顔を埋める紗凪。 「お兄、ちゃん。んんぅ」 妹の顔中を亀頭でぴたぴたとつつき回して、精液と唾液でべとべとにしていく新吾。 「ん、ん、ん。新吾くん、新吾くぅん。んんぅ。あ、あぁぁん。はぅん。き、気持ちいいよぉぉ」 みうは豊かな膨らみを自ら掴んで揉みしだき、尖った乳首をなめ回す。空いた方の手では、出されたばかりの秘所を意地繰り回し、淫らに喘ぐ。みんなの前で憚ることもなく、公開オナニー中。 「新吾ぉ。こんな風に、男の子に、ずこばこファックしてもらってるのって。んっ! すごく、女の子……だよね! あっ! はぁんっ!」 仰向けに寝そべり、のし掛かられながら挿入されている結月。とても嬉しそうな表情。 「あ、アンジェ?」 「んふぅ。旦那様のお尻。ぺろぺろ舐めて差し上げます〜」 新吾のお尻に顔を埋め、すぼんだ穴に舌を這わせるアンジェ。 「……アンジェのお尻。ぺろぺろ舐めて差し上げます」 「んひぃっ! さささ、桜乃さん!?」 「じゃああたしも」 真面目な愛理も、もはやノリノリのようで。笑顔で桜乃のお尻に顔を埋め、舌を這わせる。 「あ……。愛理。んっ」 「あたしもしちゃうぞ〜! うりうり〜!」 「さ、紗凪ぁっ!」 紗凪もものすごく楽しそう。親友のお尻を大胆になめ回す。 「紗凪ちゃんのお尻、可愛い。んふ。ん、ん」 「んひっ! みみみ、みう先輩いぃぃっ! あああっ! み、みう先輩があたしのお尻をなめなめしてくれてるぅっ!」 ぴちゃぴちゃと、互いの恥部をなめ回す音が響き渡る。 「あ、あっ! い、いくっ!」 結月がそう言うと。 「結月さん。まだまだイキ足りませんね」 「そうだそうだ。次はあたしだ〜!」 「新吾、あたしにもさせてよね」 七人の男女が変な形でくっついたまま、互いの秘部を愛撫し続ける。新吾はそのまま絶頂を迎え、思いっきり射精してしまった。 そして……。
「もう。おしっこの鑑賞会のはずだったのに、どうしてこうなってるのよ」 息も絶え絶えな七人がバスルームに横たわっている中で、愛理が呆れ果てたように呟いた。 「どうしてなんでしょう?」 アンジェがとぼけたように言うと。 「さあ? 知らね」 ふやけたような表情で、どうでもいいやと紗凪が両手を挙げる。 「……。お兄ちゃんとの交尾が楽しくて気持ち良くて仕方がなかったから」 「そうだよね。新吾くんにハメてもらうの、最高だったよね」 桜乃の言葉にみうが相づちを打つ。 「ねえ新吾。見て見て。いっぱい出てきてるでしょ?」 湯船の縁に腰掛けて、大きく足を開いてみせる結月。二つの穴に出された精液がこぼれて落ちてくる。 「あ、結月ずるい!」 「あたしも見せちゃうぞ〜!」 「妹、お兄ちゃんに中出しされちゃいました……」 「えへへ。新吾くん見て見て〜」 「アンジェも見て欲しいです〜!」 六人共、競うように恥ずかしい所を見せつけてくる。そのいずれも、新吾の精液がとろりとこぼれ落ちてきていた。 「あ、また……」 「して欲しくなってきちゃった」 「新吾ぉ。お○んちん頂戴」 「お兄ちゃん。もっと、犯して」 「アンジェ、お尻もお○んこもお口も準備おっけーでございます〜!」 感極まった六人は、一斉におしっこを始める。勢いよく飛んでいくそれらは、新吾の体を濡らしていく。 「あ、ああんっ! ずこばこされるの、気持ちいいぃっ! もっと! もっとぉ!」 ――正常位で交わる結月。 「んんんぅ。だ、めぇぇ。いっちゃううぅ……っ! お尻とお○んこいじられて、いっちゃうぅぅぅっ!」 ――シックスナインの形で、新吾の一物を必死にしゃぶり続ける愛理。けれど新吾の愛撫にはかなわず、絶頂を迎えていく。ぴちゃぴちゃとこぼれる潮が新吾の口元を濡らしていく。 「ん、んふぅ。んんん。もっと、あたしの顔になすり付けて、汚してぇ。新吾の色に染めてえぇ!」 ――一生懸命フェラして出してもらって、仕上げに顔中を汚してと要求する紗凪。 「あひっ! お、お兄ちゃんっ! お尻、気持ちいいよ!」 ――壁に手を付かされ、背後からアヌスを貫かれている桜乃。 「旦那様ぁぁぁ。アンジェはおっぱいだけじゃなく、お尻の肉でも旦那様にご奉仕致しますよ〜! いっぱいしごいてくださいませ〜!」 ――尻の割れ目に一物を埋めて挟み、ずりゅずりゅと前後に動いては込み上げて来る快感に背筋を震わせる新吾。 「じゃあ、私はおっぱいでするね。ん、ん」 ――ふくよかな胸を自ら掴んでパイズリをしてくれるみう。 バスルームの中には甘ったるい喘ぎ声と吐息、そして交わり合う音が響いていった。 どれ程の時が過ぎたのだろう?
脱力して座り込む六人目掛け、新吾が精液混じりの放尿を続けていた。その勢いは強くて量も多くて、雫の一粒一粒が六人を濡らしていった。 「お兄ちゃんのおしっこ、好き」 「あたしも〜。とろけちゃいそう〜」 「暖かくて優しいわよね」 「旦那様、もっとかけてくださいませ〜!」 「ふふ。ちょっとしょっぱいけど、飲んじゃうね」 「好きな人に思いきりおしっこかけてもらうのって、女の子だよね。えへへ〜」 あまりにも恥ずかしすぎて誰にも言えないけれど、幸せな時。宝物のような時間はあっという間に過ぎ去っていく。 そしてまた、誰かがいう。また、してね。と。新吾はそのお願いを断れるはずもない。 「今度はさ。制服でしてみようよ」 と、結月。 「あ、いいわねそれ」 「いつもの格好でするのって、興奮するよね〜」 愛理とみうも頷いた。 「新吾ぉ。どんな恰好が好き? 制服でも体操服でも水着でも、何でも用意するよ〜」 「お兄ちゃんのことだから……パジャマとか、どうでしょう?」 「アンジェ、メイド服だけじゃなくボンデージ姿とかいけますよー!」 紗凪と桜乃、アンジェも楽しそう。みんな、想像している。いつもの制服姿で、夕暮れに染まる誰もいない教室で……ショーツをずり降ろされて、スカートを捲り上げられ、丸いお尻を晒しながらパンパンと交わる音が響いている。……授業の後、体操着姿のまま茂みの中でフェラをして、そのまま全身に精液をぶちまけられる。水着姿で連れ回されて放尿までさせられて、そして芝生の上で組み伏せられて、入れられる。パジャマ姿で添い寝して、やがて自然と二人、交わっていく。ボンデージという、どこから入手してきたのかわからないような、大胆過ぎる恰好をさせられて……そして、いつも以上に激しくぶつかり合う。色んなアイデアが浮かんでくる。楽しい。堪らない。誰もがみんな、そう思う。はぁはぁと粗い吐息と、力強い鼓動。 「ねえ、新吾くん。もう一回、して。ずっこんばっこん、して。おっぱいも、揉み回して」 「新吾ぉ。あたしのお尻掴んで、極太お○んぽを思いっきりぶちこんでぇっ! ばこばこされるの気持ちいいのぉっ!」 「今度は騎乗位がいいなぁ。びぃかっぷ、もみもみしながら、してぇ。あたし、一生懸命腰振るよ〜! お馬さんになってぇ〜!」 「妹を……もっともっと、犯して。中に出して……。お口も、お○んこも、お尻も、おっぱいも……。ファック、して……。もっともっといっぱい、にゃんにゃんしよ?」 「あは。新吾、あたしの女の子のお○んこ、どろどろのぐちゅぐちゅぐちゅってかき混ぜてぇ! 思いっきりお潮、吹いちゃうよぉ!」 「アンジェのお尻に……お○んちんをぐりぐりずぶずぶずにゅずにゅってねじ込んでくださいませぇ〜! お尻が、お尻が堪らなく気持ちいいのです〜!」 ――まだもうしばらくの間、男女が交わる音と、女の子達の甘ったるい喘ぎがバスルームの中に溢れていくことになりそうだ。 おしまい
----------後書き----------
もうすぐさくさくが発売されますね。楽しみでたまりません。 が、どんなに時間はたっても、ましろ色ヒロイン達の可愛さは色褪せないと思うのでありました。 そんなわけで、誰もがあんまり予測していなさそうだったましろ色シンフォニーの変態乱交話を一丁、完成させた次第であります。いかがでしたでしょうか。 |