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【2011/01/03 ヤンデレについての見解】



さてさて。金髪でついんてで目元がちょっとつり目がちで性格がきつそうで意地っ張りそうで強気キャラっぽくて、その割に結構デレそうな誰がどうみてもツンデレキャラっぽい新奈くんや(--)

新奈「どうしても私をツンデレキャラ設定にしたいみたいですね、館長は(--;;;)」

まあそう言うでない。で、おれはふと思ったのだがさ。例えばあれだ。一人暮らしをしている主人公の所にある日幼馴染がいつものよーに遊びに来て、晩飯食っていこうとして色々諸々の事情につき結果的にヤンデレ化しちゃってバーサークしちまう話とかどうかなどうかな、大事な事なので二回いいました。勿論18禁でどうかなどうかな?(--)

新奈「どうかな、って言われましても。全然状況が見えないんですが(--;;;)」

つまるところ人と言うもんはだな。根拠があろうがなかろうが、それまで信じていたものに裏切られたときにこそ、まさに本性が見えるっつーか、愛故に悲しまなきゃならんときは愛なんかいらないと思って諦めるか、あるいは死ぬ気で取り戻せやこのど畜生、とばかりに強奪するかあるいは絶望して全てをデストロイするかの大体どれかしらに当てはまると思うんだよ(--)

新奈「何だか北斗の拳みたいですね(--;;;)」

まさしくその通りだ。で、そういう時の定番はやっぱり刃物だよ。包丁しかり果物ナイフしかりドスしかりキリしかり。包丁ハサミカッターナイフドスキリとはどこぞのホルモンの歌だよね、うん(--)

新奈「随分と物騒な名前の歌ですねそれ(--;;;)」

てゆーかキリは刃物に入るのでありましょうか?(--)

新奈「さぁ?(--;;;)」

まあ、今回の場合はカッターが該当するわけなんだが。さて、そういうわけで『一人暮らしをしている僕の所にある日幼馴染が晩飯食いにやってきてヤンデレ化しちゃう話』(18禁話)を読んでみてどう思うのか教えてもらえないかね?(--)

新奈「長っ! ……少し、落ち着いて読ませてください(--;;;)」

うむ。熟読したまへ(--)





そして新奈が読み終えた後。





新奈「えっと。……何と言うか。何と言えばいいんでしょうか(--;;;)」

君は彼女に同意できるかね? もし仮に君が彼女の立場だとしたら同様の行動に及んでいるかね?(--)

新奈「真奈美ちゃんの気持ちは痛いほどよくわかりますけど、同意は……ちょっとできないかもしれません。どんなことがあっても大切な人を傷つけてはいけないと思うから。けれど、そうは思いましたけれどでも……私がもし真奈美ちゃんの立場だったとしたら……。どうなっているか想像もつかないですね。頭に血がのぼったらもう、理屈じゃなくて感情に支配されちゃいますから。こういう時は(--;;;)」

つまりこれは凶器の好みの問題であり、君の場合はカッターがキリになっているかもしれないと、そういうことなのだね。うむ(--)

新奈「そういう問題ではなくてですね。……か、館長! Σ(--;;;)」

館長のボケと言うべきあまりにも見当違いな答えに対し、新奈が突っ込みを入れたところで何かに気づいた模様。

あ? どうかしたかね?(--)

新奈「う、後ろ……っ!(--;;;)」

後ろ?(--)

館長が振り返って背後を見てみると、そこからは明らかに殺意を帯びた視線がゆら〜りと近付いて来た。とっても恐い。

真奈美「……(--#)」

ぎゃあっ! ででで、出たあっ! なななな、何ぶっといナイフ構えてんのや! っていうか君は作中で果物ナイフをチョイスしてただろっ!? ありえねぇっておい! 反則反則っ!! Σ(--;;;)

そういう問題ではない。苛立たしげにギリッと歯が鳴る音がした。どーやら彼女の神経を更に更に逆撫でしてしまった模様。

真奈美「あんたが全ての元凶……。許さない(--#)」

ままま、待て待て待て待て待てっ! 話せば分かる! 話せば分かる! 落ち着け真奈美ん! 落ち着くんだ! ヤンデレ化してはいけないっ! そんなことするとたっちゃんに嫌われちゃうぞ!(--;;;)

新奈「おおお、落ち着いてください! いくら館長が憎くても、無茶苦茶やっていても、それでも殺生はいけません!(--;;;)」

新奈も必死に止めるけれど、そんな言葉は耳に入る訳がない。

真奈美「うるさい(--#)」

ざしゅ!

館長の命危うし! しかし……。

くおおおおおっ! なななな、何とか白羽取りで抑えたぞ……って、そのまま力を入れるなあああああっ!(--;;;)

壁際に追い詰められて斬りかかられ、苦し紛れの白羽取り。しかし真奈美はそのまま両腕に力を込めて前進していく。数ミリ単位で刃物が館長に向かって近付いていく。

新奈「だ、だめです! お、落ち着いてくださいいいいいっ! あ、ああもうっ!(--;;;)」

新奈も真奈美の背後から押さえにかかるけれど、ものすっごい力でびくともしなかった。

真奈美「許さない(--###)」

あーーーーっ! あーーーーっ! あーーーーっ! しししし、死ぬうううううっ! たんまたんまたんまああああっ!(--;;;)





どんなに悲しくても苦しくても辛くても泣きたくなるほど絶望しても、





くれぐれもヤンデレ化にはご用心ご用心。





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