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【守護式神・沙羅】
うぉい沙羅公(--#)
すっ
音もなく背後に現れる守護式神・沙羅。
沙羅「何か?(--)」
喉が乾いた。茶だ茶!(--##)
沙羅「はい(--)」
五分以内に入やがれ(--)
沙羅「少々お待ちを(--)」
どっから取り出したかは不明だが、手早く茶器を並べ、お湯を沸かし……。
しゃかしゃか……
……(--)
沙羅「……(--)」
おい(--)
沙羅「は(--)」
おめー、いつもPDAのOSみてーに瞬時に出て来やがるよな(--)
沙羅「はい(--)」
どんなところにでも現れるのか?(--)
沙羅「ご命令とあれば(--)」
ほほう(--)
沙羅「おまたせしました。お茶です(--)」
うむ。御苦労(--)
神業といえるくらいの早さでお茶をたてていた。
……
お風呂にて。
くぉら沙羅公(--#)
すっ
沙羅「なにか(--)」
のわあっ! び、びっくらこいただ!(--;;;)
ご主人様が浸かっている湯船の背後に現れる沙羅。
沙羅「御用は何でございますか??(--)」
風呂がぬるい。とっととさっさと可及的速やかに沸かしやがれってんだコラ(--##)
沙羅「はっ(--)」
っとにもう。いきなり現れやがって(--;;;)
呼んでおいて勝手なものである。
……
トイレにて。
沙羅公!(--#)
すっ
沙羅「なにか(--)」
ぎゃーーーーーーっ! こんなとこにまで出てくんじゃねーーーー!(--;;;)
音もなく平然とトイレの中に現れる沙羅……。
沙羅「ですが。お呼びでしたので……(--)」
こういう時はドアの外に現れろよ外にっ! ああもういいから早く出てけ〜〜〜〜〜! 恥ずいだろがこんにゃろ〜〜〜!(--;;;)
沙羅「はい(--)」
ばたん
っとに。便利過ぎるのも考えもんだぜ(--###)
……
と、いうわけでだ。実際に何度かテストしてみたのだ(--)
沙羅「はい(--)」
鈴那「ふにゃ?(^^)」
鞠音「みゃ?( ̄ω ̄)」
花鈴「もう。ご主人様、人使いが荒いですよぉ(xx)」
貴様らも何か用があったらこいつを呼ぶがよい。瞬時に出て来る便利なやつだからな(--)
沙羅「はい(--)」
……
深夜。みんな寝静まった花鈴小屋。
ぐごーーーぐごーーー。ざらごう〜(--#)
沙羅「は(--)」
相変わらず瞬時に現れる沙羅。
ぐごーーーぐごーーーぎりぎりぎり……すぴーーー(--#)
沙羅「……(--)」
……寝言で呼んだだけだった。
むにゃむにゃむにゃ。ひぅ〜共を。守りやがれぃ……。すぴ〜〜〜すぴ〜〜〜(--#)
それを聞いて沙羅は、少しだけ微笑んで。
沙羅「承知致しました(--)」
すっ
そしてまた、大切な人達を守るため、いずこかへと姿を消すのであった。
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