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【迎撃戦準備である!】
道着を着て正拳を叩き込む少女がいる。二本の三つ編みとつり目が特徴的な彼女は、名を奥野華恋といった。
華恋「おるぁ! おらおらおらおらららっ!!!!( ̄ー ̄)」
びしびしびししししっ!
????「ふ。なかなかやるっ! とるぁっ!!!!( ̄ー ̄)」
びしびしびししししっ!
華恋「はんっ! あんたも相変わらず、なかなかやるじゃねーか。悠次ィ( ̄ー ̄)」
悠次郎「ふふふ。当たり前だ。俺も『地上最強の彼氏』と呼ばれた男だ。この程度でやられるほどやわではぬぁい!( ̄ー ̄)」
彼こそは華恋の彼氏にして『最強の彼氏』の異名を持つ男・海馬悠次郎であった! 大柄で筋骨隆々ながら、なかなかの美男子であった。
ふっ。相変わらず、強そうではないか( ̄ー ̄)
悠次郎「これはこれは……。華恋のマスター殿にもお変わりなく……( ̄ー ̄)」
悠次郎が唯一勝てない男。オレンジ色をした華恋小屋マスター・あろうず改であった。花鈴小屋マスターみなるでぃ改の色違いである。
ふふふ。調子が良さそうなところで、貴様等にいい話を持ってきてやった( ̄ー ̄)
悠次郎「ほほう。それは、何でありますか?( ̄ー ̄)」
我らが永遠の宿敵・花鈴小屋より、『ふっとさる』での挑戦状が来たのだ!( ̄ー ̄)
びしィっ!
華恋「へっ! 腕がなるじゃねーかよ!( ̄ー ̄)」
悠次郎「時に華恋のマスター殿。花鈴小屋、とは何なのでありますか?( ̄ー ̄)」
激戦の末、俺に唯一土を付けた男。花鈴小屋マスターみなるでぃ改という、全身緑色した悪趣味な物体が率いている癒し系集団である。すなわち……我々のパチというわけである(--)
悠次郎「なっ!? 華恋のマスター殿に土を付けた相手ですと……!?( ̄□ ̄;;;;)」
うむ。確かに、とても手強い相手であった。……どうだ。戦って見たかろう?( ̄ー ̄)
ずばぁんっ!
金具事吹っ飛ばされていくサンドバックであった。
悠次郎「ふふふ。そのようなこと、わざわざ返答するまでもないでしょう( ̄ー ̄)」
怜美「おねぇさま、悠次郎おにぃさま。どういたしましたでございますですの?( ̄ー ̄)」
小柄でボブカットに紺色のセーラー服を着た少女が現れた。華恋の妹にして『びんぼう草のつぼみ』という異名を持つ少女、怜美である。そして……。
毬奈「わふわふ( ̄ω ̄)」
メイド服を着て犬耳、犬尻尾の少女。毬奈が現れた。
おう。丁度よいところに来たな。怜美、毬奈。貴様らも勿論参戦してもらうぞ。我らの一員として、バーリトゥード・フットサルにな( ̄ー ̄)
怜美「ふっとさるがどのようなものだかさっぱり全然存じ上げ申しわけありませんでございますが、とにかく望むところでございますですわ!( ̄ー ̄)」
毬奈「おなかすいたわふわふわふ〜( ̄ω ̄)」
試合は一ヶ月後だ。徹底的に訓練して、奴らを完膚無きまでにたたきつぶすぞ!( ̄ー ̄#)
華恋「っしゃぁ! 一丁やったろか!( ̄▽ ̄#)」
悠次郎「相手に不足無し。必ずや、勝ちましょう!( ̄ー ̄)」
怜美「すき焼きパーティのために勝つですのよっ!( ̄▽ ̄)」
毬奈「わふふ( ̄ω ̄)」
打倒花鈴小屋!
静かな闘志と、信念を胸に
今ここに! 華恋小屋マスター・あろうず改率いる新チーム
『華恋小屋オレンジバイオレンスソルジャース』が
結成されたのであった!
螺鎖「くすくす。あらぁ。なんだか皆さん、面白そうなことをやっておりますわぁ〜( ̄ー ̄)」
華恋小屋の守護幽霊・螺鎖は相変わらず忘れ去られたままであった。
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