目次
次の話
前の話
【子猫っぽい妹】
ぴんぽーんとチャイムが鳴り、とてとてと玄関に出て行く鈴那。
鈴那「ふにゃにゃ?(・・)」
悠希「鈴那ちゃん。こんにちは〜(^^)」
鈴那「ゆ〜おにいちゃん。こんにちはなの〜(^^)」
悠希「今、花鈴さんいないかな?(^^)」
鈴那「今、誰もいないの〜。おねえちゃんもご主人様も鞠にゃんも出かけてるの〜(・・)」
悠希「あ、そうなんだ(^^)」
鈴那「でも、すぐ帰ってくるの。……鈴那と遊ぶの〜(^^)」
ぎゅっ!
無邪気な笑顔で、悠希の身体に思いっきり飛びつく鈴那。
悠希「あはは。いいよ(^^)」
そして、部屋に上がって……。
鈴那「ゆ〜おにいちゃ〜ん〜〜♪(^-^)」
悠希にぴったりくっついて、頭をすりすりする鈴那。
すりすり、すりすり
悠希「……(^^;;;)」
鈴那「ふにゃにゃ♪(^-^)」
すりすり、すりすり
野暮かなーと思いつつ、疑問に思ったことを聞いてみるゆーくん。
悠希「鈴那ちゃん。一つ聞いてもいいかな?(^^;;;)」
鈴那「なぁに?(^^)」
すりすり、すりすり
ご主人様曰く『アレはいわゆるマスキングだ』ということだけど。
悠希「どうして鈴那ちゃんは、すりすりするの?(^^;;;)」
鈴那「えっとね〜。気持ちいいからなの〜(^^)」
悠希「そうなんだ(^^;;;;)」
左右の大きなリボンが、子猫の耳のように見えて。
悠希(鈴那ちゃん。ホント、子猫みたいで可愛いなぁ〜。子供っぽいなんて云ったら、怒っちゃうだろうけど。でも、そんなところがホントに可愛い(^^;;;;))
鈴那「ゲームするの〜(^^)」
悠希「うん(^^)」
…………
鈴那は子猫のよーに悠希の膝の上に乗っかって……。
鈴那「ふにゃにゃ〜♪ 十六連鎖なの〜♪(^^)」
悠希「つ、強っ! 鈴那ちゃん強すぎ……(--;;;;;)」
圧倒的な強さに手も足も出ないゆ〜君。
悠希「あははは。結局一勝もできなかったよ(^^;;;)」
鈴那「……(・・)」
悠希「鈴那ちゃん、どうしたの?(^^)」
鈴那「眠くなってきちゃったの〜(+_・)」
目をこすって、ほんとうに眠たそうな鈴那。
悠希「え?(^^)」
鈴那「……おやすみなさいなの〜(xx)」
こてん……
鈴那「ふにゃにゃ。……むにゃむにゃ(-.-)」
悠希「……。鈴那ちゃん。もう寝ちゃった(^^;;;;)」
悠希の膝を枕代わりにして、あっという間に眠ってしまった。
悠希(……起こすのも可哀想だよね(^^;;;;))
そう思ったゆ〜君は、花鈴たちが帰ってくるまでしばらく動かないでいることにした。
悠希(あ〜もう。可愛いなぁ。リボンに、三つ編みも……。ギュって抱きしめてあげたくなっちゃうよ(^^))
浮気とかイヤらしい感情ではなくて、純粋に可愛いなーと思ったゆ〜君。
鈴那「すーすー(-.-)」
なでなで
鈴那の短く切られた髪は花鈴に負けず劣らず綺麗でさらさらしていて……撫で撫でしてあげて。
悠希「……鈴那ちゃん。おへそでてるよ〜(^^;;;)」
まくり上がった服を直してあげる。
鈴那「にゃふ……(-.-)」
…………
花鈴「……(^^;;;)」
で(--;;;)
悠希「はい(^^;;;)」
しばらくそーいう状態で、足が痺れちまって動けない、と?(--)
悠希「はい。起こしちゃ可哀想ですし(^^;;;)」
鈴那「す〜……(-.-)」
大丈夫だ。そいつはそー簡単には起きん(--)
悠希「そうなんですか(^^)」
花鈴「うん。……ベッドまで運んであげよ(^^)」
悠希「あ、じゃあ。僕、だっこしてあげますね。あ……たたたた……(^^;;;;)」
痺れた足のまま立ち上がる
花鈴「ゆ〜君。……足、大丈夫?(^^;;;)」
悠希「大丈夫です。これくらいなら(^^;;;;)」
そして悠希は、鈴那を軽々と抱え上げて、階段を上がって。
悠希(鈴那ちゃん、ちっちゃくて軽いなぁ(^^;;;;))
花鈴「こっちだよ(^^)」
悠希「はい!(^^)」
そっと、ベッドの上におろして上げて。
花鈴「ありがと(^^)」
悠希「鈴那ちゃん。お休みなさい(^^)」
花鈴「ふふ(^^)」
鈴那「く〜……(-.-)」
妹がいるって
こんな感じなのかなぁ、と
ゆ〜君は思ったのでしたとさ。
前の話
次の話
目次