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【好敵手伝説!(四)】





毬奈「犬も歩けば棒にあたるわふ〜( ̄ω ̄)」
と、華恋小屋のメイド服を着た子犬娘、毬奈はあっさりと云った。
う、うおおおおう! こ、これはっ!?(--;;;)
毬奈「河原あるいてて見つけたんだわふ〜。きれいだけどちょっと変な棒わふよ( ̄ω ̄)」
華恋「あんだよ、何かお値打ち品だったりするんか?(--)」
お値打ち品もお値打ち品だ! ものすごいパワーを感じる! この棒はな、一見すると何の変哲もないただの棒だが、古来の日本神話に出てくる棒なのだ!(--;;;)
毬奈「わふふん( ̄ω ̄)」
全然驚いてない毬奈。関係ないが、ヒラヒラのメイド服を着てるととっても落ち着くらしい。
華恋「知っているのかマスター!?(--;;;)」
うむ! ……大昔の話だ。……かつてイザナギノミコトと、イザナミノミコトは高天原とゆー高原みてーな名前の天のてっぺんにいた神さんたちに、棒で海の底をぐりぐりやって島作れコラいわれてな。やってみたら日本列島ができたのだっ!!(--;;;)
そこで『なんでそんなもんが河原に落っこちてんだ!?』とは云わないのが彼らであった。
華恋「なにぃっ!? ってことはあれかっ!?(--;;;)」
うむ! そうだっ!(--;;;)
華恋「太平洋辺りのな〜んもねぇとこでぐりぐりやりまくりゃあ……!(--;;;)」
そのとおりだ! 俺らは明日からたちどころに大地主になっちゃうぞ! あろうずランドを作れちゃうぞ! 貧乏生活なんぞおさらばじゃ!( ̄ー ̄#)
華恋「すげぇっ! それじゃ毎日スキヤキパーティができちまうじゃねーかっ!(--;;;)」
おおよっ! 牛肉たっぷりのスキヤキパーティがいくらでもできちゃうぞ! 神戸牛も松坂牛も食い放題だ!(--;;;)
……志の庶民的なやつらである。
華恋「卵はぜってーヨード卵なっ!!!( ̄ー ̄)」
ったりめーだっ!( ̄ー ̄)
まずは『食』ありきな奴らである。
というわけだ毬奈! 貴様のフリスビーも純金製にできてしまうぞ!(--;;;)
毬奈「とってもおいしそうわふね〜( ̄▽ ̄)」
全然わかってない毬奈であった。毬奈はフリスビーのキャッチが大の得意で、フリスビーが音速に達しようと大気圏離脱しようと取ってくるのであった。
というわけだ毬奈。これから数日間留守にする!( ̄ー ̄)
華恋「待ってろよ! 土産楽しみになっ!(>▽<#)」
毬奈「はいわふ〜( ̄ω ̄)」





そして彼らは旅立って行った。





だが……。





ここは俺の島じゃ! 俺が先に作ったんじゃ! みなるでぃランドに不法侵入するやつぁなんぴとたりともゆるさん!(--#####)
花鈴「もうやめてくださいよぉ……(xx)」
んだと!? 俺が先に作ったに決まっておろうが! ここはあろうずランドじゃボケ!(--#####)
華恋「そーだそーだ! 出てきゃあがれこん畜生!(--#####)」





たまたまとっても近いポイントで





たまたま花鈴小屋マスターみなるでぃ改も





例の棒で島を作っていたのであった!





一人残された、事の発端。
毬奈「作った島と島がくっついてしまったのわふね〜( ̄ω ̄)」
ほけ〜っとしながらつぶやく毬奈。
毬奈「わふ? 島がくっついてしまった……駄洒落わふね。でも、つまんないわふ( ̄△ ̄;;)」





そしてまた。





パタパタと揺れる犬耳、尻尾。
毬奈「お散歩わふ( ̄ω ̄)」
お気楽極楽子犬娘娘毬奈。今日も自由気ままに大好きなお散歩をはじめる。

こつん

毬奈「わふ?( ̄ω ̄)」
足に何か当たって。
毬奈「……また何か見つけたわふよ〜( ̄▽ ̄)」





犬も歩けば棒にあたる……!





そしてまた、毬奈が拾ったものによって





大騒動が巻き起こるのであった!





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