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【Cookieなkiss♪】





二人きり。





だ〜れもいないある日のこと。





リビングにて。
花鈴「ゆ〜君。……味、どうかな?(^^)」
悠希「すっごくおいしいです〜!(^^)」
ただ今二人はおやつ中。紅茶と一緒に、花鈴の手作りクッキーを楽しんでいた。
花鈴「よかった(^^)」
悠希(あ……。細長いクッキーだ……(・・))
星型とかハート型とかダイヤ型とかクローバー型とか色々な形のクッキーがあるけれど、その中に長方形の、ちょっと細長いクッキーがあって。
悠希「……(・・)」
ゆ〜君はちょっと何かをたくらむように考え込んで。
花鈴「いっぱい作ったから。遠慮無く食べてね(^^)」
悠希(……。花鈴さん。もし、そんなことしたら、怒っちゃうかなぁ?(・・;;;;))
その行為を想像して、花鈴がどう思うかなと考えてみた。……結果は否。彼女は怒ることはなくて、すごく困っている表情が頭に浮かんで。
悠希(……。困った表情の花鈴さんって、すごく可愛いんだよね。ごめんね……(//-//))
大好きな人の、そんな表情が見たくて、ちょっとした悪戯の実行を決意。
悠希「花鈴さん(^^)」
花鈴「なぁに?(^^)」
悠希「はいっ。あーん、してください(^^)」
花鈴「え? え? ……あ、あ〜ん(^^;;;;)」
云われるがまま、口を大きく開けてしまう花鈴。

ぱくっ♪

そしてそのクッキーのはじっこを花鈴にくわえさせて。
悠希「……(^^)」

ぱくっ♪

花鈴「……っ! Σ(//-//;;;)」
悠希「……(^^)」
反対側のはじっこを、ゆ〜君がくわえて。……ちゃっかり花鈴の両手をぎゅっと握って押さえつけて自由を奪って。

さくさく、さくさく……

ふわふわのさくさく、焼きたての、香ばしくてほのかに甘い香りが鼻孔をくすぐる中、僅か数センチ先にお互いの瞳……。
花鈴「〜〜〜っ! 〜〜〜っ! 〜〜〜っ!(//-//;;;;;)」
悠希「……(^^)」
お互い少しずつ少しずつ、クッキーをかじっていって……。更に視線が近づいていき……。
花鈴(ゆゆゆ、ゆ〜君〜〜〜! は、は、恥ずかしいよぉぉ〜〜〜!(//-//;;;;))
悠希(ぼ、僕も……何かすごく恥ずかしくなってきちゃいました……(//-//;;;;))
自分からやっておいてかなり支離滅裂なゆ〜君。

さくさく、さくさく……ちゅ……

花鈴「……っ!(//-//;;;;)」
そして最後には唇がくっついてしまって、キスになってしまった。
悠希「……(//-//)」
花鈴「……(//-//)」
二人とも、見つめあったまま……。じーっと微動だにできずにいて。
悠希「ねえ。花鈴さん(//-//)」
花鈴「な、なぁに?(//-//)」
悠希「女の子って、キスの時、どうして目をつぶるの?(//-//)」
そういう時、他の娘がどうかなんて、知らないけど……。
花鈴「それは……。は、恥ずかしいから……だよ……(//-//)」
と、花鈴。
悠希「じゃあ。目を開いたまま、キスしようよ(//-//)」
と、ゆーくん。
花鈴「え……(//-//)」
と、花鈴。
悠希「じゃ。いくよ(//-//)」
花鈴「え……え……(//-//)」
いつの間にか二人は抱きしめ合っていて……。

ちゅ……

花鈴「……っ!(//-//)」
悠希「目、閉じちゃダメですよ……(//-//)」

ちゅ……

花鈴「……ん、ん……っ!(//-//)」
悠希「開いたまま……ですよ……(//-//)」
優しく唇を重ね合わせて……。





そして





花鈴が目を開けたままキスできるまで、何度もチャレンジさせるゆ〜君。





花鈴「ゆ〜君……(//-//)」
悠希「花鈴さん……(//-//)」

ちゅ……ちゅ……ちゅ……

花鈴「ひぅぅぅ……(//-//)」





でも……





花鈴は花鈴で、大好きなゆーくんとのキスだから、目を開けないのだった。





もう既に充分恥ずかしすぎて目を開けない、というのもあるけれど……。






ちゅ……ちゅ……ちゅ……

花鈴「……ゆ〜君〜。い、いじわるだよぉ……(//-//)」
やがて、花鈴が恥ずかしすぎてちょっとだけ涙目になって抗議して……。
悠希「あはは。……ごめんね。つい、花鈴さんが可愛くて(^^)」
と、笑いながら、優しく放してあげて……。
花鈴「もう〜……(//-//)」

ちゅっ……

大きく見開かれる瞳。
花鈴「っ!! Σ(//-//;;;;)」
瞳を開けた瞬間を狙っていたかのように、不意打ちのキス攻撃。
悠希「隙あり、です♪(^^)」
花鈴「ひぅぅ……(//-//;;;;;)」





で、結局。





更に更に、徹底的に混乱してしまう花鈴だったとさ。





最近ちょっと、ゆ〜君の方が主導権握ってるかも?





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