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【鞠ねこ・ドライブ!】
鞠音「車に乗ってみたいみゃーー!(--#)」
鞠音の、そういう一言が発端だった。
花鈴「……え?(^^;;;)」
あァ? 車だぁ? ンなもんいつでも俺の車に乗れるだろが(--)
鞠音「違うみゃ! 自分で運転してみたいんだみゃ!(--#)」
車を運転するにはな。免許っつーものがいるんだよ(--)
鞠音「なんだみゃそれ?(・・)」
ふっ。免許も知らんとは……。やはり貴様はアホでボケな無意味にありふれたオッドアイなねこまた風情であるな(--)
鞠音「むっかつくみゃーーーーーー!(--;;;;#)」
花鈴「もう。ご主人様、鞠ちゃんいじめちゃダメです(xx)」
鞠音「なんなんだみゃそのめんきょっていうの!(;;#)」
ふふふ。知りたいか。ならば教えてやろう。運転免許とは……! 古来中国拳法において……おふっ!(--;;;;;)
ばきっ!
いってぇーーーーー! 爪立てんなこのアホ!(--;;;;)
鞠音「うるさいみゃ! バカにするんじゃないみゃ! どうせ嘘だみゃ(--;;;#)」
花鈴「もう……。鞠ちゃん。自動車を運転するにはね。教習所っていうところで練習をしたり勉強をしたりして、免許っていうものを取らなきゃダメなの(・・)」
鞠音「そーなのかみゃ(・・)」
それに年齢制限もある。もとより貴様のようなアホには道路交通法など理解できるわけがなく免許など取れるわきゃねぇのに、更に年齢も不詳とはいえ、誰がどう見ても貴様はがきんちょにしか思われんのがオチってもんだわ(--)
鞠音「うっさいみゃ!(--#)」
花鈴「ご主人様、もうやめてくださいよぉ。……でも、どうして運転したい何て思ったの?(・・)」
鞠音「楽しそうだからみゃー。いろんな所に行けるって、面白そうだみゃー(^^)」
花鈴「あは。そだね(^^)」
ふん。仕方がない。練習用に、免許など無くても乗れそうな車をめっけてきてやるか(--)
鞠音「……そんなのあんのかみゃ?(・・;;;;)」
あるさ。ふふふふ。まあ、少し待っておれ( ̄ー ̄)
それから数日後。
ががががが!
ばきばきと森の木々を踏みつぶしながら、巨大な物体が迫ってきた。
鞠音「なななな、なんだみゃこれっ!?(--;;;;;)」
バイク型戦艦だ。多分特殊扱いもいいところな車両だから大丈夫。それに超小型だし公道も走れる。……戦車でもよかったんだけど、アレも免許いるみたいなんだよねー。うん(--)
花鈴「特殊って……。そういう問題じゃないですよぉ……(xx)」
そもそも、こんなものはこの世界には存在しない。
というわけで、ブリッジまで上がってこーーーい(--)
鞠音「嫌みゃーーー! こんなの運転したくないみゃ! 怖いみゃ!(;;;;;;;)」
つべこべ云うな! 大丈夫だ。俺の運転テクニックがあれば安全安全超安全運転だ。空も飛べるしな( ̄ー ̄)
鞠音「というかこんなの怖くて誰も近づかないだけみゃーーーー!(;;;;;;)」
やかまし! 実地訓練行くぞぉぉぉ!(--#)
そんなわけで、実際に運転を見せるのだったとさ。
ばごごご!
某峠にて。
鞠音「走らせるんじゃないみゃーーーー! 止まるみゃあああーーーーー!(;;)」
うるせぃ。ええかよぉみとれ、急なカーブの曲がり方ッ! まず、しっかりとタイミングを見計らってサイドブレーキをかけてだな……(--;;;;;)
きききききききっ!
ロックするタイヤから、巨大な白煙が上がる。……勿論道路はボコボコになっていく。
鞠音「ふみゃーーーーーーーーーっ! お、落ちちゃうみゃあああーーーーー!(;;;;;;)」
急激に傾くのであったが。ご主人様は顔色一つ変えず。
大丈夫大丈夫。そして、方向が変わったところでサイドブレーキを外し……。アクセルべた踏み! これが一番早く曲がれるコーナーリングテクニックだ!(--)
きゅきゅきゅきゅきゅっ!
鞠音「うみゃにゃあああーーーーーーーーっ!(;;;;;;)」
急激に加速していき、鞠音は振り回されまくり、フロントガラスにガンッとおでこをぶつける。
だめだぞー。ちゃんとシートベルトをつけなきゃ。安全運転安全運転(--)
鞠音「そーゆー問題じゃないみゃバカーーーーっ!(;;;;;;)」
花鈴「もぉ……。何やってるんですかぁ(xx)」
花鈴はただただ、無茶苦茶ぶりに呆れる。
鈴那「ふにゃにゃ?(^^)」
それと、やっぱりよくわかってなくて首をかしげる鈴那。
鞠音「もう運転なんて大嫌いみゃっ!!!!(;;;;;;;)」
という、結構深刻なトラウマも残して。
よォ猫。一緒にドライブ行こうぜー( ̄ー ̄)
鞠音「絶対に嫌みゃああっ!!!!(;;;;;;;#)」
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