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【妹みたいな女の子】





リビングにて。
悠希「ねえ、鈴那ちゃん(^^)」
鈴那「なぁに?(^^)」
何となく思ったことをお願いしてみる。
悠希「お願いがあるんだけど。……にゃーっていってみてくれないかな?(^^)」
鈴那は嫌な顔なんてしなくて、むしろ喜んで。
鈴那「にゃーん♪(^^)」

すりすり

鈴那「ふにゃにゃー(^^)」
本当の猫のようにスリスリしてくる鈴那。
悠希「あは(^^)」
鈴那「ふにゃ?(^^)」
子供っぽく首を傾げる。

すりすり

悠希(鈴那ちゃんってホント。子猫みたい(^^))
鈴那「ふにゃにゃにゃ♪(^^)」

すりすり

姉に負けないくらいさらさらして綺麗な髪に、ふにふにのほっぺ。
鈴那「ゆ〜おにいちゃん♪(^^)」
赤いリボンをつけた左右の小さな三つ編みが可愛く揺れて。

す……

鈴那「にゃんにゃん♪(^^)」
悠希「わっ!(^^;;;;)」
ゆ〜君の膝の上にちょこんと座ってもたれかかる鈴那。もう完全に安心しきっていて甘えていた。
鈴那「鈴那。猫さん大好きなの〜♪(^^)」
悠希「うん(^^)」
実際。ただ今外出中の猫又娘・鞠音とも大の仲良しだよね。と、ゆ〜君は思った。
鈴那「鞠にゃんの耳と尻尾〜。ふさふさしててすっごく可愛いの♪(^^)」
悠希「そうなんだ(^^)」
鞠音が自分の尻尾と耳を『さわっていい』と許してるのは、花鈴と鈴那の二人だけ。それだけ親しい仲。
鈴那「ふにゃぅ〜♪(^^)」

すりすり

悠希(あーもう。鈴那ちゃんって、ちっちゃくて可愛い……。何てこと云ったら、怒っちゃうだろうけど。でもホント。……ゴメンね(^^;;;;))

ぎゅっ

鈴那「ふにゃ?(^^)」
うしろからぎゅーっとだっこするゆー君。と……。そんなとき。
花鈴「あは(^^)」
お盆にお茶とお菓子を乗っけて、花鈴がやってきた。
悠希「あ。花鈴さん(^^)」
花鈴「おまたせ〜(^^)」
妹に優しくしてくれるゆ〜君を見て、とても嬉しそうな花鈴。
花鈴「はい。お茶とお菓子だよ〜(^^)」
鈴那「おいしそうなの♪ おねえちゃんありがとなの〜(^^)」
悠希「いただきます(^^)」

ず……

そして鈴那は紅茶を一口飲むのだけど。
鈴那「ふにゃっ! Σ(;;;;)」
案の定。猫舌だった。
花鈴「れ、鈴那ちゃん。大丈夫?(・・;;;;)」
悠希「冷ましてからじゃないと熱いよ(・・;;;;)」
鈴那「う〜う〜……(;;)」

ふるふる、ふるふる

イヤイヤ、と頭を振る。
鈴那「う〜う〜……(;;)」

ぎゅ〜〜〜

舌を少し火傷してしまって、涙目でゆ〜君にしがみつく鈴那。
悠希「じゃあ僕が……(^^)」
鈴那のカップを取って、ふーふーさましてあげて。
鈴那「ゆ〜おにいちゃん。ありがとなの〜(^^)」
花鈴(ゆーくんはやっぱり優しいなぁ……(^^))
ゆ〜君は、花鈴がそんなことを思ってるなんて露知らず。
悠希「鈴那ちゃんって、リボン好きなの?(^^)」
鈴那「大好きなの〜。可愛いの〜♪(^^)」




鈴那と楽しくおしゃべりするのだったとさ。





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