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【整頓天使花鈴(前)】
その日。
突如として異変は起こったのだった。
家中の掃除をした後。ご主人様の部屋に用事があって、入ろうとした花鈴だったが……。
花鈴「あの。ご主人さ……ま……(・・)」
わははははわはーーーははわははは! 散らかしてやるわーーーーー! もっと散らかしてやるわーーーーー!( ̄▽ ̄#####)
がっしゃんがっしゃんがっしゃん!
夢中で自分の部屋を散らかして、汚しまくるご主人様。本棚を豪快に倒したり……。
うわっははははははのはーーーーーー!( ̄▽ ̄####)
ばさばさ、ばさばさ
花鈴「ひぅっ! な、何やってるんですかぁ〜〜〜!(;;;;;)」
しかも、隣の部屋では鈴那も。
鈴那「ふにゃにゃにゃにゃーーーー! 散らかすの楽しいの〜〜〜!(^^)」
どさどさどさどさ!
花鈴「れ、鈴那ちゃんだめーーーー! そんなことしちゃだめだよ〜〜〜〜!(xx)」
更に……。そのまた隣の部屋では鞠音が……。
がっしゃーーーーん!
鞠音「ふみゃみゃみゃみゃーーーーーーー! いっぱいいっぱい散らかしちゃうみゃ〜〜〜〜〜〜〜!( ̄▽ ̄#####)」
鞠音まで一緒になって自分の部屋を散らかすのだった。
花鈴「だ、だめ〜〜〜〜〜〜〜〜! 鞠ちゃんダメ〜〜〜〜〜〜〜!(xx)」
折角、散らかす一方のみんなの部屋を丁寧に掃除して整理整頓してきたのに……。
うるせぃ! 散らかすって素晴らしい!( ̄▽ ̄#)
鈴那「いっぱい散らかすの〜〜〜♪(^^)」
鞠音「散らかすととっても楽しいみゃー( ̄ー ̄)」
ふふふふ。散らかすってイイね。ピピン@が生み出した文化の極みだよ( ̄ー ̄)
明らかにおかしい三人。その証拠に、かなり目がイっているのだった。
花鈴「うぅ……。みんな、どうしちゃったの?(xx)」
急に同居人全員がやさぐれてしまい、家庭内暴力を開始したかのような惨状になる花鈴小屋。
「それはな……」
花鈴「……え?(・・;;;)」
ぱああっ!
背後から声が聞こえて、振り返ってみると光が輝いているのだった。
花鈴「ご主人様?(・・;;;)」
姿形は花鈴のご主人様であるみなるでぃ改そっくりだったが……。
違う。わいはみなるでぃ改じゃあらしまへんことですのよ! みなるでぃ改の良き心の化身『たいれる改』や!(--)
決定的な違いは三つ。手のひらに収まるくらいのミニサイズであり、全身真っ白。そして、お化けのように足がないのだった。
花鈴「そ、そうなんですか〜……(・・;;;)」
そうや。わいのことは尊敬の念を込めて『たいちゃん』と呼ぶようにな( ̄ー ̄)
花鈴「は、はあ……。あ、あの。それで、どうしてみんなこんなになっちゃったのか、理由を知っているんですね?(;;;;;;;)」
無論や。わいは貴様を助けにきてやったのだからな!( ̄ー ̄)
花鈴「お、教えてください! どうしてみんな、こんな風に……。私。どうすればいいのかわかんなくて……(;;)」
それはな……(--)
緊迫の展開。
次回に続く!
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