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【整頓天使花鈴(後)】





そして、『整頓天使花鈴』と『散らかし魔神・カサバール』との





激しい戦いが始まった……。





ふん。準備運動はこれぐらいでええやろ( ̄ー ̄###)
花鈴「まだ何にもしていないんですけど……(xx)」
よし。ここで一気にとどめだ! 整頓天使花鈴よ。貴様の最終奥義を見せてやれ!(--;;;)
完全無視される花鈴の冷静なご意見。
花鈴「そんなこと云われても……(xx)」
ええい、もたもたせんと攻撃せんかいっ!(--;;;)
カサバール「ふしゃーーーーーーーーっ!( ̄□ ̄####)」
もたついてる間に、カサバールの暴走が始まった。

がんがらがっしゃん!

まだ中身の入ってるゴミ箱を容赦なくけっ飛ばすカサバール。
花鈴「ご……ゴミ箱けっ飛ばしちゃだめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(;;;;;;;)」
カサバール「ぎゃおおおーーーーーーーーんっ!( ̄□ ̄####)」

がしゃがしゃがしゃがしゃ!

カーテンをレールから外して留め具もぶちまけるカサバール。
花鈴「カーテン外しちゃだめ〜〜〜〜〜〜〜!(;;;;;;;)」
カサバール「がーーーーーーーーーーーーっ!( ̄□ ̄####)」

ばばばばっ!

カーペットを剥がしぐちゃぐちゃにするカサバール。
花鈴「カーペットはがしちゃだめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜! うぅぅ……(xx)」
お、おのれ! 何という恐ろしい魔神なんや! 整頓天使花鈴よ、聖剣を使え! 最強奥義『エンハンス・クイックルワイパァ・アタック』を使うんや!(--;;;)
恐ろしいというより、単なる嫌がらせのような魔神だった。
花鈴「うぅ……。よくわかんないけど。え……えんはんす、くいっくるわいぱぁ、あたっく……ですぅ……(xx)」
その瞬間!

ぴかっ!

カサバール「ぐご?( ̄□ ̄;;)」
おお! 偉大なる光の力や!!!! そして最後に、超はぼきばきゅーむ攻撃をくらわせてやれ……!(--;;;)
花鈴「ち、ちょうはぼき……ばきゅーむ攻撃……ですぅ(xx)」

びしびしびしっ!

眩いばかりの光が、散らかし魔神カサバールを包み込み。そして……。
カサバール「ぐぎゃあああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!( ̄□ ̄;;;;;)」
カサバールの巨大な姿が、どんどん小さくなっていき……。
よぉやった。封印成功や( ̄ー ̄)
花鈴「はあ……(xx)」
お騒がせした割に、あんまりにもあっさりした結末だった。





こうして。整頓天使花鈴の活躍により、長き戦いの日々は終わり





世界に平和な日々が訪れたのだった!





お……(--;;;)
鈴那「ふにゃにゃ(・・;;;)」
鞠音「みゃ!?(--;;;)」
おお。おお……。何だか知らんがとても気分が楽になったような気がするぞ(--;;;)
鞠音「あたし、今までなにしてたんだっけみゃ……(--;;;)」
鈴那「お部屋、散らかっちゃったのー(・・;;;)」

がちゃ……。

部屋の中に入ってくる花鈴。
花鈴「もう一回掃除するよ〜……(xx)」
なんだ。ひぅーか。この惨状は一体どうしたというのだ?(--)
花鈴「いろいろあったんですよぉ(xx)」
ほう。……聞かせてもらいたいな。いろいろと(--)
花鈴「うぅ……。ちゃんとお掃除しないとだめですよ(xx)」
しくしくしながら掃除機をかける花鈴なのだった。





別れ際。たいれる改はふっと笑って云った。





人の心に悪あるかぎり





ああいうのはまた現れるさ。





……とか何とか、分かり切ったよーなことを云って、無責任に去って行ったのだった。





整頓天使花鈴の活躍は、伝説として語り継がれることだろう!





多分……。





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