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【Red Spirit(壱)】





この世は、邪悪な欲望と悪意に満ちている。





終わることのない戦争行為。





無くなることのない犯罪。





繰り返される悲劇。





涸れることの無い、人々の涙。





ここに、そんな世界に嫌気がさし、愛想を尽かした男がいた。





おらぁこんなとこ(=地球)もう嫌わさ!( ̄□ ̄;;;;;)
華恋小屋マスター・あろうず改。貧困にあえぐ彼らは、ある一大決心をしたのであった。
というわけでだ、てめぇら(--#####)
華恋「どーするってんだ?(--)」
もうこんなとこ(=地球)脱して、火星に行くぞ! 火星さ行ってべこ飼うだぁ!( ̄□ ̄#)
未開の地。火星。
そしてそこを開発し開拓し、我ら理想の地、新たなる世界『あろうずランド』をおったてるのじゃ!( ̄□ ̄####)
華恋「おおおう、すっげぇ! なんかそれかっけぇ!( ̄□ ̄;;;;;)」
玲美「素晴らしいアイデアですわ! マスター頭いいですわ! 火星にいくですわ〜〜〜!!!( ̄▽ ̄)」
毬奈「わふわふ( ̄ω ̄)」
華恋「でもよぉ。どーやっていくってんだ?(--;;;)」
ふふふ。案ずるな。俺に抜かりなどないわ。こんなこともあろうかと、連邦軍の払い下げ旧式輸送艦『さらみす』を入手しておいたのだ( ̄ー ̄)
華恋「な、なにいいいっ!? Σ( ̄□ ̄;;;;;)」
玲美「素敵ですわ! 最高ですわ! マスター格好いいですわーーーー!( ̄▽ ̄)」
ふっ。そんなに褒めるな。照れるではないか( ̄ー ̄)
毬奈「わふー( ̄ω ̄)」
というわけで、一家総出で火星に移住すっぞてめぇら! 我らのユートピアを目指し!( ̄□ ̄####)
華恋「おうっ!(>▽<#)」
玲美「がってんだですわ!( ̄▽ ̄#)」
毬奈「わぅ〜( ̄ω ̄)」
と、やたら気合いは入っているが。
華恋「ところでよぉ。一つ聞きてぇんだが(--;;;;)」
玲美「火星って、どこにあるのでございますの?(--;;;;)」
毬奈「わふんわふん( ̄ω ̄)」
ぶっ……ぶわぁかものぐぁああああああああああっ!!!! ンなもん銀河系のどっかをくるくる回ってるに決まっておるだろぐぁーーーーー!( ̄□ ̄#)
華恋「なにぃーーーっ! そうだったのかーーーー!( ̄□ ̄;;;;)」
玲美「初耳ですのよそれわーーーーーーっ!( ̄□ ̄;;;;;;)」
毬奈「わふふん( ̄ω ̄)」
……彼らは決定的に馬鹿だった。





こうして





艦は大きなブースターをひっつけて、発射寸前状態。
エンジン点火じゃあああああああッ!( ̄□ ̄#)
シートベルトにがっちりと固定された面々。
華恋「カウントダウン開始!(--#)」
玲美「5、4、3、2、1……(--;;;;;)」
ぜろおおおおおおおっ! っしゃあ、行くぜ行くぜ行くぜええええっ!( ̄ー ̄;;;;;)
毬奈「わぅん( ̄△ ̄;;;)」

どおおおおおおおんっ!





空高く、舞い上がる艦。





彼らの果てしなき旅が始まった!





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