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【Red Spirit(弐)】
一方その頃。
地球のはるか上空。……衛生軌道上。
そこには、花鈴小屋マスター・みなるでぃ改がいた。
ふっふふふ。コレが宇宙というやつか。きらめく星々が、まるで俺を歓迎しているかのようではぬぁいか( ̄ー ̄)
花鈴「もう……。どうしてこんな(xx)」
いつもの如く、強引に連れてこられることになった花鈴たちだった。
鈴那「キラキラしてるのー(^^)」
鞠音「綺麗だみゃーーーー!(^^)」
あろうず改達が旅立った頃。時を同じくして、彼らも新天地を求め、旅立っていたのであった。
ぴっぴっ
その時。艦のレーダーに反応があった。
沙羅「マスター。後方より、輸送艦らしきものが一隻接近してきます。連邦軍の『さらみす』級が一隻(--)」
なにぃ!?(--;;;;)
沙羅「形状を見る限り非武装ではないと思われますが、いかがいたしますか?(--)」
シャッターを閉じ戦闘ブリッジに移動! 全員第一級戦闘態勢に入り砲戦準備! 先制攻撃準備じゃ!( ̄□ ̄#)
沙羅「……ですが。まず、所属を確認してみてはいかがでしょうか?(--)」
バカタレ! この時代こんなところを飛んでる艦なんぞ、俺らに先んじて火星を我が物にしよーとする強欲な連中に決まっておろうが! とっととさっさと排除するに限るっつーもんじゃい! 主砲発射の準備にかからんくぁ!( ̄□ ̄#)
沙羅「は(--)」
花鈴「ご、ご主人様ぁ! そんな……(;;;;;;;)」
ふっふふふふ。案ずるな。この艦は向こうより新型の連邦軍製宇宙巡洋艦『くらっぷ』級や。払い下げの旧式艦とは違う! 先制攻撃したら、まず間違いなく勝てる!( ̄ー ̄)
花鈴「そういうことじゃなくて……。攻撃なんてしちゃだめですよぉ(xx)」
ぬかせこのでかホルスタイン! 艦長の決定は絶対じゃボケ! とっとと百八十度回頭して主砲の封印を解除せんかい!( ̄□ ̄#)
それはふっくらした大きな胸のこと。結構気にしてる花鈴。
花鈴「う、うぅ……。ほ、ホルスタインなんて云わないでくださいよぅ……(xx)」
沙羅「マスター。攻撃の準備が整いました。……が、せめて一度。降伏勧告をだしてみては(--)」
うむ。仕方がないな。貴様に免じて一丁降伏勧告をだしたろか(--)
そして、マイクを構える。
んーーんーー。あーーあーー。本日は晴天なり本日は晴天なり。……あー、そこの艦。貴様らは俺の艦によって完全に包囲されている。ぬっ殺されたくなければ身ぐるみ剥がれて全員大人しく退艦せぃ。そしたら俺は寛容で慈悲深いから命だけは助けてくれよう。三分まってくれる。さっさとしろボケナス共!( ̄□ ̄#)
花鈴「ご主人様……(xx)」
沙羅「……(--)」
そして、三分が過ぎた。
ずるずるずるずる
んまんま、んめぇ(--)
できたてのカップヌードルを食し中。
沙羅「返答はありません(--)」
むかっ! 俺のせっかくの降伏勧告を完全無視しゃーがったな畜生! 撃て撃て撃て! 撃って撃って撃ちまくったる! ミサイルだろうとビームだろうと全部ぶっぱなしたるぞコラ!(--#)
花鈴「や、やめてくださいよぉ〜!(xx)」
るせぇ!(--#)
かちっ!
そして、主砲のスイッチを全開にするのだった。
彼らが返答しなかったのは無理もない。
ぐごーーーぐごーーー(--#)
華恋「むにゃむにゃ。もう食えねぇよォ。ぐーーーー( ̄ー ̄)」
玲美「すぴょすぴょ、すぴょぴょぴょ……Zzz(-.-)」
毬奈「わぅぅん( ̄ω ̄)」
長旅に備え、自動操縦モードに切り替えてぐっすりと眠っていたのだから。
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