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【50倍のヒート(後)】
冷蔵庫に入っていた名称不明のキノコを食った玲美だったが。
玲美「あ……(--;;;;)」
鈴那「大丈夫なの? おなか痛くないの?(;;;;;;)」
玲美「ああああッ!(--;;;;;)」
鈴那「……にゃっ! Σ(;;;;;;)」
ガクガクブルブル震える鈴那と、何か叫んでる玲美。
玲美「かかかか、体がああああああ……焼けるように燃えるように真夏のように太陽の表面のように非常に激しくめっさ熱いのでございますですのっ!!!!(--;;;;)」
鈴那「……。そうなの?(・・;;;;)」
玲美「ええそうでございますわ! 体が焼けるよーに熱くて何と云いますかその、エネルギーが溢れ出てしまう感じがするのでございます!(--;;;;;)」
玲美の体は火照っていき……そして。
玲美「はおーーーーーーーーーーーっ!!!!(--;;;;;;)」
口から火ぃ吹く玲美。
鈴那「ふにゃっ!? Σ(;;;;;;)」
玲美「ああああああ……あーーーつーーーいーーーですのよおおおおぃっ!!!!(--;;;;;)」
きゅうううううんっ!
玲美の体は光り輝いていき、やがて。
どう゛ぁッ!!!!
玲美「あ゛ーーーーーーっ!(--;;;)」
鈴那「ふにゃ〜〜〜〜〜〜!(xx)」
キッチンを巻き込み、大爆発!
それでも、何だかんだで無事な二人。
鈴那「ふにゃぅ……。怖かったの〜(xx)」
しかし、玲美にとって肝心な事はそんなことではなく。
玲美「ああああっ!!!! あたくしの可憐な制服がビリビリのぶちぶちに破かれちゃったでありますでございますですのよっ!!!!(--;;;;;)」
黒セーラーな制服は爆発の衝撃で吹っ飛んでしまい、素っ裸になってしまった。故に、鈴那に負けず劣らずなぺったんこの幼児体型が露わになる。
鈴那「大丈夫なの〜?(・・)」
玲美「ふふふふ。もちろん無事でございますことですわ。この程度の爆発でくたばる程ヤワではございませんことかしら。……って、そんなことどうでもよいのですよ! 私の制服がーーー! の゛ーーーーっ!(--;;;;;)」
ぶすぶすぶす
とか云いながら、焦げてる玲美。
玲美「って! やっぱりまだまだ熱いのでございますですのよ! 熱い熱い熱い熱い! あちちちちちでございますーーーっ!(--;;;;)」
鈴那「じゃあ、鈴那の制服貸してあげるの(^^)」
玲美「謹んでお断り申し上げます次第でありますわ! 私は黒のセーラーが好きなので、白のセーラー等はあんまりお好みでございませんですの……。って、熱いのでしたわーーー! あ゛ーーーーっ!(--;;;;)」
じたばた暴れる玲美。
鈴那「ふにゃにゃにゃ! ……えっと、そうなの! お風呂入るの!(;;;;;;;)」
そして
ぐつぐつぐつ
水風呂が玲美によって煮立っている。
玲美「ふぅぅぅ。やっとこさ体の火照りが少しゃあ収まって来やがりましたですの(--;;;;)」
鈴那「よかったの。ぽっかぽかなの〜(^^)」
鈴那も付き合って一緒に入ってるのだった。湯船の中にはお子様二人。
玲美「よかぁありませんことかしら! 最初っから云ってくれればこのエネルギーを自家発電に……って、そうじゃなくて! あのキノコは一体全体何だったのでありますですの?(--;;;;;)」
鈴那「わかんないけど。……きっとご主人様が作ったものなの〜(・・)」
てなわけで、事の元凶に聞いてみる。
あァ? 何だ。ブラックふにゃぅがアレ食っちまったのか。俺が作った超猛烈爆砕茸50倍を(--)
鈴那「ちょうもうれつ……? ふにゃにゃ???(・・)」
頭の中がはてなマークだらけになって、首をかしげる鈴那。
玲美「なんでございますのそれは!? っていうかブラック云わないでくださいまし!(--;;;;)」
何だかんだで鈴那の制服を借りてる玲美。サイズもぴったり合うのだった。
うむ。修行を積んでいない一般人でもカイオウ拳を使えるように、ということでドーピング薬を試作してだな。ちなみにあれは五十倍だから。かなーりきっついぞ(--)
花鈴「どうしてそういう危険なものを冷蔵庫に入れておくんですか(xx)」
玲美「そうでございますですわ! 私のお気に入りの制服を返して欲しいでありますわ!(--;;;;)」
ンなもん。ふにゃぅの制服に墨汁でも垂らしゃええやろが。色が違うくれぇで大して変わらんし(--)
玲美「ななな、なんてことを仰るのでございますですのーーーーっ!(--;;;;)」
花鈴「もう……。ごめんね玲美ちゃん(xx)」
鈴那「ふにゃ?(^^)」
花鈴小屋の冷蔵庫の中身には
ご用心ご用心。
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