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【金タライの恐怖】
鈴那「……(^^)」
ふむ(--)
鈴那と一緒に世界名作劇場なんてものを見ているご主人。
なるほど。うむうむ(--)
鈴那「楽しかったの〜(^^)」
うむ。確かにな。これはとても興味深いものを見たよ。勉強になるのう(--)
何かを思いついた模様。
そして。
おい、沙羅公! てめぇ、いつも通り背後霊みたいに出てきやがれコラ!(--#)
すっ……
音もなく現れるはご主人様の守護式神沙羅。
沙羅「はっ。何でしょう……(--)」
が、現れた瞬間。
すかーーーん!
沙羅の頭に上から落ちてきた金タライが直撃するのだった。云わずと知れたブービートラップである。
沙羅「……(--)」
でも、表情一つ変えず平然としている沙羅だった。
ふ。ふははははっ! まんまとひっかかりおったなこのどアホが!( ̄▽ ̄)
沙羅「マスター……(--)」
ふふふ。最近貴様も暇してなまってるだろうし。一丁トラップで鍛えてやろうと思ってな( ̄ー ̄)
沙羅「は(--)」
っつーわけで今日から訓練だ! 俺をブービートラップでハメてみろや! できるもんならやってみぃ! 手加減する必要はねーぞ!( ̄ー ̄)
沙羅「わかりました(--)」
そんなこんなで。
ご主人様が廊下を歩いていると。
……む。ピアノ線か。早速沙羅公の仕掛けたやつだな? ふふふ。子供だましのトラップにわざと引っ掛かってやろうか。こんな見え見えのトラップなんぞ仕掛けおってからに( ̄ー ̄)
ちょん!
と、ピアノ線を足で引っ張った。その瞬間。
ぶん!
上からタライが落ちて来て、軽やかに避けた。が。
ふふ。ちょろいちょろい。こんなもん目をつぶってでも避け……( ̄ー ̄)
がん!
ぐおっ! な、何ぃ!? 最初のやつはフェイクかっ!?(--;;;;)
避けたところをねらって上からタライが落ちてきた。更にたたみ込むようにして……。
ごん!
おふっ!(--;;;;;;)
前からもでかいタライ。眉間を強打してよろけたところにまた別のピアノ線があって、片っ端からひっかかる。コンボ成立。
ごん! がん! べしっ! どごっ! ばきょっ!
ぐおっぐおっぐおっ! あ、あんの野郎! 一体いくつ仕掛けとんじゃい! 手加減ってものを知らんのか! くおおおおお! 反撃じゃい!(--;;;;;;)
怒りのご主人様の逆襲が始まる。が。
すかーーーーん!
とどめの一撃。
ぐうっ! あ、あんにゃろおおおおっ! ぜってぇ痛ぇ目に遭わせてくれる!(--;;;;;;)
ごんっ!
ぎゃんっ!(--;;;;)
ご丁寧にもう一発。
そして。
廊下に足音。
くくく。来た来た。沙羅公のアホめが。このドアを開けたときがてめーの最後じゃ。とくと食らうがよい( ̄ー ̄#)
がらっ!
と、ドアが開く。瞬間……。
ばしゃああああああっ!
上から大量の水。どうやら引っ掛かった模様。
????「きゃああああああっ!(xx)」
ふはははは。間抜けめ! いいザマじゃボケナスが!( ̄▽ ̄)
すかーん! すかーん! すかーん!
????「ひぅっ! ひぅっ! ひぅぅっ!(xx)」
そして、コンボヒットである金タライも見事に三連ヒット!
ふふふ。あの雪女め。結構かわええ声だすじゃねーか( ̄ー ̄)
とか思って戦果を確認してみると。
って。あれ?(--;;;)
花鈴「うぅぅ……。な、何なんですかぁ〜?(xx)」
頭から大量の水を被った花鈴。涙目でいじけている。
……。おいこるぁひぅー! てめー何俺のトラップに引っ掛かってんじゃこのボケナス! 苦労して設置したっつーのにこのでかちち!(--#####)
げしげしげしげし
花鈴「ひぅぅぅっ!(xx)」
……
と、云うわけでな。トラップ一家物語を見て、このような訓練を思いついたわけだ(--)
沙羅「花鈴様。申し訳ございません(--)」
花鈴「……はぁ(xx)」
呆れ果てたというかもはや言葉が出てこない花鈴。
花鈴「どうしてそうなるんですかぁ〜!?(xx)」
いやだって。あれはトラップ大佐というブービートラップの達人とマリアという新任の鬼教官が家族達を鍛え、幼少のころからCQB(屋内近接戦闘)の極意を授けるという……(--)
花鈴「違います! もぉ……(xx)」
え? 嘘っ!? 違ったのか!?(--;;;;)
花鈴「どこをどうしたらそう間違えるんですかぁ〜(xx)」
むぅ。俺もまだまだ勉強不足ということだな。フフフ( ̄ー ̄;;;)
花鈴「もぉ(xx)」
おい沙羅公。今度こそは貴様をハメてやるからな! 覚悟しとけやコラ!(--#)
沙羅「は(--)」
覚悟したらとっとと茶ぁいれんかコラ!(--#)
沙羅「はい(--)」
この勝負、いつまで続く?
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