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【鞠音のお風呂(壱)】





ざばっ!

ふっ! はっ!( ̄ー ̄)

びしっ!

ご主人様、御風呂上がり。濡れタオルで気合をいれる。
ふふふ。流れ落ちる汗は漢の印……( ̄ー ̄)
そして、鏡の前でポーズを決めて見る。
フンッ!( ̄□ ̄#)

むきっ!

体中に筋肉満載。
ふっ。今日も俺は美しい! この世で誰よりもな。あァ? そうだろ鏡よ!( ̄ー ̄)
鏡が否定でもしようものなら粉々に殴り壊すつもりのようだが。そんなことをしていると。
鞠音「何してんだみゃー?(・・)」
おう。今自分自身の肉体に惚れ惚れしていてだな。丁度良い。貴様に見せてやろう。……はおっ!(--#)

むきっ!

体に力を入れたはいいが、その拍子に巻いていたバスタオルがはらりと取れてしまった。
お、おお。これはいかん。間違ってキャストオフしてしもうたではないかっ! 俺の自慢のハイパー兵器が今まさに姿を現してしまったではないかっ!( ̄△ ̄;;;)
鞠音「みゃ、みゃ、みゃーーーーー! そんなの見せんじゃないみゃバカーーーーー!(;;#)」
鞠音は泣きながら逃げていった……。





それはさておき。





おう。貴様ら、俺ぁ出たからとっとと風呂入ってきちめえ(--)
鈴那「はぁいなの(^^)」
鞠音「みゃぁ……(;;)」
鞠音は浮かない顔。
鈴那「鞠にゃんどうしたの〜(・・)」
鞠音「あたしはちょっとお風呂苦手なんだみゃ……(xx)」
毎日お風呂に入るたびに、鞠音はちょっと憂鬱になるのだった。
ふ。所詮貴様はど畜生ということだな。お風呂にすらまともに入れんとは(--)
鞠音「うるさいみゃ! 猫なんだから仕方ないんだみゃ!(;;#)」
猫は水が苦手なのだった。
鈴那「じゃあ、鈴那と一緒に入るの(^^)」
おう。とっとと首根っこ掴んで湯船にけり飛ばして来い(--)
鞠音「鈴那はそんなことしないみゃ! あんたと一緒にするんじゃないみゃ!(;;#)」
鈴那「鞠にゃん大丈夫なの。お風呂は楽しいの(^^)」
鞠音「そうなのかみゃー?(・・)」
そんなことをしていると。
花鈴「どうしたんですか?(・・)」
花鈴がやってきた。
おう。ひぅーか。実はな、風呂の排水溝に次元の歪みが生じていてだ。このままでは地球の危機なので貴様、一丁風呂に入って解決してこい(--)
花鈴「……え?(^^;;;;)」
鞠音「何わけのわかんないこと云ってんだみゃ!(--;;;;)」
鈴那「おねえちゃんも一緒にお風呂はいるの〜(^^)」
花鈴「あ、うん。いいよ(^^)」





そんなわけで、みんなでお風呂に入ることになった。





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