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【お祭り犬(弐)】
真夏の夜。花鈴小屋。
花鈴「うぅ……ん(xx)」
寝苦しくて真夜中に起きてしまった花鈴。眠い目をこすりながら、トイレへ……。そんな時。
ふにゅっ!
花鈴「……え!? Σ(・・;;;;)」
足下に、柔らかく、冷たく、ぬるっとしたものがあって、思いっきり踏んでしまった。
花鈴「き……きゃああああああっ!(xx)」
案の定、絶叫するわけで
それは、花鈴小屋マスター・みなるでぃ改の小学生のよーなイタズラだった。
くっくっく。引っかかった引っかかったまんまと引っかかった。馬鹿め( ̄ー ̄)
花鈴「やめてくださいよぉ……(xx)」
相変わらず貴様も甘いな。床に置かれたこんにゃくを踏んだくらいで叫んだりしていたら、戦場では生きていけんぞ(--)
花鈴「もぉ……(xx)」
……む!?(--;;;)
そんな時、外に人影があるのに気付くのだった。
毬奈「わふわふわふ〜。踊り踊るなら〜わふふん〜( ̄ω ̄)」
わははははは! 何故だか踊っていてえれぇ楽しいぜ( ̄▽ ̄;;;;)
華恋「おう玲美ぃっ! 踊ってるかぁっ!?( ̄▽ ̄;;;;)」
玲美「踊っているでございますですのよぉ! お姉様ぁっ!( ̄▽ ̄;;;;)」
熱病にうなされたよーに、ひたすら踊る連中がいた。
……。おめーら。何、やってんだ?(--;;;;)
決まってんだろがぁ!( ̄ー ̄)
華恋「あぁ!? 見りゃわかるだろ!? 踊ってんのよぉ!( ̄ー ̄)」
玲美「おほほほ! おほほほ! おほほのほ〜〜〜!( ̄▽ ̄#)」
花鈴「何だか、楽しそうですね(^^;;;;)」
楽しそうっていより、明らかに変だろ? 真夜中の暗闇に踊り狂う集団ってのは(--;;;;)
毬奈「変じゃないわふ。お祭りわふよ〜( ̄ー ̄)」
随分とアヤシイお祭りだな(--;;;;)
花鈴「あは(^^;;;;)」
しかし、楽しそうに踊り狂う彼らを見ていると。
……。む(--;;;;)
花鈴「……。あ、あれ?(^^;;;;)」
な、何故だ。何だか段々。……俺も、踊りたくなってきてしまったぞ(--;;;;)
花鈴「私も、です(^^;;;;)」
毬奈「一緒に踊るわふよ〜( ̄ω ̄)」
毬奈には、見えない魔力でもあるのか、そんな気にさせてくれるようだ。体がうずいてしかたがない。
いよぉぉぉし! ならば祭りだ! 祭りとくれば露店だ! 一丁やるぞてめぇら!( ̄□ ̄#)
花鈴小屋マスターみなるでぃ改も、ついにその気になってしまった。
玲美「よしきたでございますですのよ! もろこし焼きますですのよ! イカ焼き焼きますですのよ! 大判焼き焼きますですのよ!( ̄▽ ̄)」
む! 負けるかこん畜生! タコ焼き焼くぞ! 焼きそば焼くぞ! わたあめ作るぞ! 沙羅公! 出てきててめーも手伝えコラ!( ̄□ ̄#)
式神の沙羅まで呼び出して、露店の準備。
沙羅「はい(--)」
んでもって花火や花火! 尺玉打ち上げっぞコラ!( ̄□ ̄#)
こうして
たちまち、辺りは縁日モードになってきて
だはっははははははは! 貴様らどいつもこいつもひたすら飲め飲め飲め! 酒や酒や酒やーーーー!( ̄▽ ̄###)
鞠音「みゃ〜! 鞠音、歌って踊るみゃ〜〜〜! 猫踊りだみゃーーー!( ̄▽ ̄#)」
やがて酒も入り、太鼓や笛などの音も増え……。もはや何でもありのカオス状態。
毬奈「わふ〜ん( ̄ω ̄)」
鈴那「鈴那も踊るの〜(^^)」
悠希「な、何だかすごいことになってますね(^^;;;)」
花鈴「あはは……。い、いつの間にか……こんなにいっぱい人が集まっちゃった(^^;;;)」
いつしか騒ぎを聞き付け、人々が集まって来た
中には抗議をしようとした人もいたのだけれど
毬奈を一目見た途端、誰彼となく踊り始め
連鎖していき、大勢巻き込み……
巨大な祭りは夜が明けるまでつづいていくのだった。
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