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【編むところ】





花鈴小屋はリビングにて。
花鈴「……(^^)」
貴様。何をしておる?(--)
花鈴「編みものです。セーターとマフラーを編んでみようかなって思って(^^)」
手際よく編んでいくのだった。
なるほど。それで、装備すると呪われるのだな?(--)
花鈴「どうしてそうなるんですか〜!(xx)」
いや、なに。ボッタクル商店で解呪してもらうか教会に行って対処してもらうかしないと体から離せなくなるのだろう?(--)
花鈴「違いますよぉ(xx)」
その上、アーマークラスが上昇してしまったり、パラメータダウンのようなペナルティが課せられたり……(--)
花鈴「しません!(xx)」
ふむ。そうなのか(--)
花鈴「もう……。ゆ〜君にあげようって思ってるんですけど。喜んでくれるかなぁ(・・)」
んなッ!( ̄□ ̄#)

つんつんつんつん!

花鈴「きゃあああっ! 何をするんですかぁ〜!(;;;;;;;)」
ご主人様は突然、花鈴から編み棒を取り上げて、豊満な胸を突っつき始めた。
やかましい! てめーこの何ごく自然にのろけてんじゃ天然でかちちふぜいが! あんの純情ゆ〜きが貴様から手編みのセーターあんどマフラーなんぞを貰って喜ばねーわけが万分の一にでもあるわきゃねーに決まってんだろがこんばかたれがっ! んなこともわからんのかこのっこのっ!( ̄□ ̄####)
花鈴「うぅ。……そ、そうです……か?(;;)」
ったりめーだ! あいつのことだから貰っただけで大感激するに決まっておろう。末代まで大事に使うぞ(--)
花鈴「あは(^^;;;)」





そんなわけで、噂の人物登場。





悠希「花鈴さんありがとうございます!(^^)」
花鈴「よかった(^^)」
ゆ〜君は案の定、大感激なのだった。が……。
悠希「あ、あれ?(・・;;;;)」
早速着てみたところ。
花鈴「どうしたの?(・・)」
悠希「と、取れなくなっちゃった……(・・;;;;)」
花鈴「え? え? ……あ、あれれ?(・・;;;;)」
マフラーとセーターが体から離れなくなってしまい、取ろうとして触った花鈴の手からも離れなくなってしまった。
悠希「わ、わ、わ……。か、花鈴さん(//-//)」
花鈴「ゆ、ゆ〜君……(//-//)」
結果、二人はぎゅむ〜っと抱きしめ合うよ〜な格好になってしまったわけで。当然のことながら……。
悠希(わ〜〜〜! か、花鈴さんの胸が体に当たって……や、柔らかいぃぃぃ! って!?(//-//))
ある意味ゆ〜君は幸せ状態。が……。
花鈴「ゆ〜君。恥ずかしいよぉ……(//-//)」
花鈴の真っ赤な顔を見て我にかえる。
悠希(ああああ! 何て失礼なこと考えてるんだ僕は! 花鈴さんごめんなさいごめんなさいっ!(//-//))
純情故に、苦悩するのだった。
ふふふ。こんなこともあろうかと思って俺がマフラーとセーターに呪いをかけておいたのだ。さぁ、抱きあえ抱きあえ。そんでもってテンション上がったところで着たまま最後までGOだぜ若人達よ!( ̄ー ̄)
花鈴「ご主人様っ!(//-//)」
悠希「な、何を考えてるんですか〜!(//-//)」
ふはっはっはっはっは( ̄▽ ̄)
ご主人様は恥ずかしがり屋な二人をくっつけて楽しんでいるのだった。





結局その後。





沙羅に呪いを解いてもらったのだそうな。





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