焼肉勝負

【焼肉勝負】

鞠音「うまうまみゃ（＾＾）」
毬奈「わふわふぅ～（￣ω￣）」
今日はみんなで焼肉を食べにきました。とっても楽しい一時を過ごしていたのですが……。
いいかよく聞けこの下郎（--###）
最後の肉に箸をつけたのは二人。花鈴小屋マスター・みなるでぃ改と。
あぁ？　何だこの野郎（--###）
華恋小屋マスター・あろうず改だった。
この世界において平和と秩序がある程度保たれているのは、俺が常に世界のパワーバランスを整えてやっているからに他ならん。すなわち……（--####）
がぎぎぎぎ、と鉄板の上で箸の綱引き状態。
世界のため、平和のため、この肉は俺が食うのがふさわしいということだ！（￣□￣####）
うるせぇボケ！　そいつぁこっちの台詞じゃい！　誰のおかげで第三次世界大戦が今も未然に防がれていると思っとんのじゃコラ！　知らないなら云ってくれよう！　この俺のおかげなんじゃいアホ！（--#####）
二人の間では、たかが肉一つに世界の命運がかかっているのでありました。が、悲しいかな。
はぅあっ！？（￣□￣###）
ば、馬鹿野郎！　焦げる焦げる焦げる！　さっさと箸を離さんかい！（￣□￣####）
るせぇ！　離すのは貴様からじゃいこのボケ！　さっさと離せや！（￣□￣####）
ぬかせ！　離すのは貴様からじゃ！　早く離さんかーーーーっ！（--;;;;;）
油に火がついてしまってもなお離さないのでありました。その結果、消し炭のよーに真っ黒になってしまったわけで。
……嗚呼。俺の肉が（--;;;;）
いい度胸だ。食い物の恨みは西暦を超えて宇宙世紀になってからも絶対忘れん！（--####）
そして二人はおもむろに立ち上がり。
決闘じゃあ！　表に出い！（￣□￣####）
望むとこじゃこのアホ！　今日こそ決着をつけてくれる！（￣□￣####）
花鈴「もぉ……。やめてくださいよぉ（ｘｘ）」
ため息をつくのは決まって花鈴だった。

こうしてまた、二人の戦いが始まったのでありました。

ふおおおおおっ！　気よ！　最大限まで高まりやがれこん畜生おおおお！（￣□￣####）
すさまじい勢いで気を高めていく華恋小屋マスター・あろうず改でしたが。
まあ待てや。今日は一つ、趣向を変えてみようぜ（--）
しかしながら、花鈴小屋マスター・みなるでぃ改はその勝負に乗りませんでした。
あぁ？　どうしようってんだコラ！（--#）
いやな。温暖化現象が世界的な問題になっている昨今だ。だったら今回はCO2排出量が多そうな火炎・オーラ系攻撃は極力控えようや。後、爆薬とか使うのとかもな（--）
なるほど。俺たちも世に合わせてエコロジーな勝負を心がけるとな。では、氷系・水系攻撃でカタをつけると？　面白い！（￣ー￣）

そして

はおあああああっ！　くらえ超奥義！　オーロラ・サンダー・カリツォおおおおっ！（￣□￣####）
ちょこざいな。必殺・冷凍剣んんんんっ！　でえええええいっ！（￣□￣#####）

とても冷たい戦いがはじまるのでありましたが。

段々エスカレートしていき。

くらえこん畜生！　絶対零度でガリガリ君数十本一気食わせの刑！（￣□￣####）

がぼがぼがぼっ！

ぐふぉおおっ！　ぶふぉおおおおっ！　く、ぉ、のおおお！　やりゃあがったな！　ならばこっちは、秘技！　雪見大福大つぶて！（￣□￣####）

ばごばごばごっ！

ぐあああああっ！　いででいでいでいででででっ！（--;;;;;）
花鈴「……もう（ｘｘ）」
鞠音「アホだみゃ。アホすぎるみゃこの二人（--;;;;）」

結局、どっちが勝つというわけでもなく、ぐだぐだになって戦いは不毛に終わり。

つーかよ。俺、今回戦ってみて思ったんだがよ（--）
うむ（--）
溶けてる以上に海水凍らせればいいんじゃね？　俺らがよ（--）
だよな！　実は俺もそう思ったんだ！　俺たちなら余裕でできるよなっ！（--）
うむ。やろう。世のため人のため、力になってやろうではないか！（--）
妙なところで意気投合。

そして、悪乗りを始めてしまうわけで。

ふはっはははっ！　凍れ凍れ凍れええええいっ！　全てのものは凍ってしまえええええいっ！（￣▽￣#####）
はっはははははは！　世界よ寒くなれ寒くなれ寒くなれえええええいっ！（￣▽￣#####）

二人のせいで

常夏の海に氷河が現れる寒～い時代が訪れたのでありました。

鞠音「寒いみゃっ！　絶対何か悪いことがありそうだみゃ！（--;;;;）」
花鈴「もぉ。何をやってるんですかぁ～（ｘｘ）」

前の話
次の話
目次