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【寒いときは……】
鞠音「うみゃ〜( ̄ω ̄)」
鈴那「ふにゃ〜(^^)」
猫のようにストーブのまん前で丸くなる二人。
鞠音「あったかいみゃー( ̄ω ̄)」
鈴那「ぽかぽかなの〜(^^)」
おい貴様ら。ストーブの前に陣取ってんじゃねーよ(--#)
花鈴「あは(^^)」
あはじゃねーやコラ。燃料高ぇんだからいつまでも付けてんじゃねーんだよ(--#)
そう云ってリモコンをかざすご主人様だった。
ぴっ!
鞠音「みゃ〜。ストーブ消さないでみゃ〜。猫は寒いの苦手なんだみゃ〜(;;)」
鈴那「寒いのいやなの〜(;;)」
猫二匹、寒さは大の苦手。
花鈴「ご主人様。意地悪しないで付けてあげてください(;;)」
そうは云うがな。一時期より下がったとは云え、燃料高は我が家計にも甚大な被害を与えやがってな……(--;;;;)
花鈴「他のところで節約しますから……(xx)」
さすがのご主人様も、すがるような目にはかなわない。優しい花鈴は家計の切り詰めに日々一生懸命なのだった。
ちっ。仕方がねぇな。家族の平和の為、貴様らの為、この俺が一肌脱いでやるとするか(--)
花鈴「どうするんですか?(・・)」
ふ。任せておけ( ̄ー ̄)
そして
貴様らの為にこの俺が玉体を運んで入手してきてやったぞ感謝しろコラ(--)
鈴那「ふにゃ〜(・・)」
鞠音「……( ̄△ ̄;;;)」
目の前のものに圧倒されたのか、呆然とする二人。
花鈴「……(xx)」
あまりの常識外れにため息をつく花鈴。
鞠音「何だみゃこのでっかいの(--;;;)」
鈴那「おっきいの〜(・・;;;)」
それは円筒形の巨大な物体。
んなもん決まってんだろ。ICBMだよ。たまたま空飛んでたらどこぞの大国が俺に無許可で発射実験なんてなめたことやってたんで一丁かっぱらってきてやったのだ。世界も平和になるしうちの家計も助かるし一石二鳥だぜ( ̄ー ̄)
鞠音「あいしーびーえむってなんだみゃ?(・・)」
何だ知らんのか。大陸間弾道ミサイルのことだよ。大丈夫だ。飛んでいっちまわねぇように固定してあるから(--)
しれっととんでもないことを抜かすご主人様。何が大丈夫だなのか。
大体だな。燃料が高ぇってンならミサイルごと燃やしゃあいいんだよ。ちまちま燃やしてねぇで、派手に行こうや派手によ。こんだけでかけりゃしばらく燃料には困らんぜ。ふっふっふ( ̄ー ̄)
花鈴「どうしてそうなるんですかぁ……(xx)」
いざ点火!( ̄□ ̄#)
花鈴「だ、だ、だ、だめええええ〜〜〜〜!(xx)」
でぇじょうぶだってんだよ。きちんとフォースフィールド張っておくから俺らは無傷だってんだよ。他はしらねーけど(--)
他は絶対無傷じゃないはず。
ぼっ!
そして火がついて……まばゆい光が当たりを包む。
花鈴「きゃあぁぁぁぁっ!!(xx)」
鞠音「……( ̄△ ̄;;;)」
鈴那「ふにゃ〜(^^)」
お、お、おおおおお! すげぇぇぇぇ! 暖けぇじゃねーかこのど畜生が!( ̄▽ ̄#)
爆風がご主人様の周りのあらゆるものをなぎ払うのだったとさ。
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