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【微妙な違い】















うーむ。なるほど。世は常に動いておるのだな(--)
テレビアニメを見てるご主人様。何か思い浮かんだようで。
おいそこのでかい乳(--)
花鈴「……大きいって云わないでくださいよぉ(xx)」
胸がおっきい事を気にしている花鈴。
ふ。まぁよい。来るが良い。貴様に新しい制服を授けてやろうと思うての(--)
花鈴「え?(・・)」
とっとと来い。そしてとっととそこの試着室に入ってきりきり着替えぃ。貴様のためにこの俺が自ら上着から下着まで全部直々に仕立て直してやったんじゃい。次世代のヒロインコスチュームをな!(--)
花鈴「あ……。は、はい〜。ありがとうございます〜(^^)」





そして数分後。





うぉいまだか! はよ出てこんかいコラ!(--)
花鈴「あ、あの……(;;)」
試着室のカーテンの中には戸惑う花鈴の声。上着はとっても可愛いのだけど、問題なのはその下のようで。
たらたら着替えてんじゃねーや。出てこんのなら開けっぞ!(--)
花鈴「あ、あ……ま、待ってくださいいいいいっ!(;;)」
ったく、あんだってんじゃい! 折角の人様の善意を何と心得るか! さっさと着替えた姿を見てもらいたいとはおもわんのかコラ!(--)
花鈴「だ、だってその……。この制服。す、スカートが……ないんですけど……(;;)」
あぁそうだ。それがどーかしただか?(--)
花鈴「ど、どうかしますよぉ……(;;)」
心配いらない。その下着の札を見てみるといい(--)
花鈴「え、え……(;;)」
『This is not panties.』要約するとこれはパンツではありません。パンツ以外の何かです、と書いてあるだろう?(--)
花鈴「あ、ありますけどでも……(;;)」
パンツではないということはそれはふんどしであるかもしれないしブルマであるかも知れないしスパッツであるかも知れないしおむつであるかもしれないしとにかく問題はそんなにないということなのだよ。さぁ、姿を見せたまへ(--)
花鈴「い、いやです〜〜〜! 恥ずかしいです〜〜〜!(xx)」
はぁ? お前は何を云ってるんだ?(--)

ばっ!

花鈴「ひぅっ!(;;)」
いきなりカーテンを開けるご主人様。当然のことながら花鈴はあわててカーテンにくるまるのだった。
貴様も花鈴小屋のヒロインの一人なら今時ぱんつじゃねぇから恥ずかしくねぇぐれぇ云ってみんかいこるぁ! そんぐれぇの大和魂見せぃやおるぁ! コレこそがグローバリゼーションな次世代コスチュームオブヒロイン! 貴様もいい加減世界標準になりさらせこん畜生!( ̄□ ̄#)
花鈴「うぅ。は、恥ずかしいですよぅ……。それにこれ、やっぱりどこからどうみてもぱんつですよぉ……。こ、こんな格好で外歩いてたら変態さんですよぉ(xx)」
やかましか! これからはそれが貴様のデフォルト設定になるんじゃい! 判脱ぎ……ではない。貴様がはいてるのはぱんつではなくズボンだから何も問題はないのだ! さぁ表に出てきやがれ! 隠すんじゃねええええええっ!( ̄□ ̄#)
そうして花鈴が隠れてるカーテンを剥ごうとするご主人様と。
花鈴「や、や、やめてくださいぃぃぃぃ〜〜〜〜っ! きゃあああああ〜〜〜〜〜!(xx)」
必死に抵抗する花鈴。
鞠音「花鈴になにやってんだみゃこのど変態!(--#####)」

ばきっ!

ぐおっ!(--;;;;;)
そんな光景を目撃した鞠音の猫キックが炸裂するのだった。





…………





いてててて。つ、つまりだ。俺が意図した次世代の戦闘人間形態。それはデッドウエイトとなるスカートアーマーを除去し、その他にも徹底的に装甲を廃し、尚かつ空力抵抗を受けないようにするためにはあのような……(--;;;;)
鞠音「意味不明だみゃ(--###)」
花鈴「もう……。やめてくださいよぉ(xx)」
溜息をついて呆れる花鈴。
否! 貴様らは知らんのだ! それは不幸だ! だから教えてやる! いいか耳の穴かっぽじってよォく聞け、歴史は繰り返す。かのブルマが時の流れと無理解な輩共により排斥されスパッツに取って替わられていったのと同じように、スカートもひらひらしてめくれるととってもいやらしいからだったら最初から付けないでぱんつのみを標準装備にして邪魔なスカートは徹底的にオミットすりゃいいじゃねーかってことで、世の中は廃スカートの方向に向かっていくのだ! その過程において、ぱんつはぱんつに非ずに! ズボンになり得るのだ! ……多分ッ!( ̄□ ̄#)
力説しておきながら最後に多分を付けるご主人様だった。
鞠音「ないみゃッ! それは絶対ないみゃッ! アホかみゃああああああああッ!(--#)」

ばきっ!

ぐふぅ!(--;;;;)
鞠音の猫パンチが炸裂するのだった。
花鈴「何を考えているんですかぁ〜……(xx)」
ぐ、ぐうううう! だ、大体だなっ! ハイレグな水着やらとビキニな水着やらとぱんつの違いはといえば材質と厚さと名前ぐれぇじゃねぇかっ! 名前と内容がちょっぴり違うぐれぇで何がどう大きく違うってんだあァコラ! そんな微妙な違い俺にわかるかあああああああっ! なのに前者二つを着て世の女性は平然とビーチを闊歩しているっつーのにどうしてぱんつではだめだと云うんだ納得いかあああああああああんっ!( ̄□ ̄####)
鞠音「うるさいみゃ変態! そんなん知るかみゃあああああああああああああああッ!(--#)」

ばきっ!

ごふぅ!(--;;;;)
鞠音の猫ローリングソバットが炸裂するのだった。
花鈴「ご主人様……(xx)」





ご主人様のせいで、いつも溜息ばっかり付かせてるので





いつか、花鈴の綺麗な黒髪が白くなっちゃうかも?





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