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【花鈴の休日(午前編)】
日曜日。
A.M.4:30
……(--)
爆睡していたところ、突然むくっと起き上がってトイレに向かうご主人様。そして、用をたして……。
……(--)
のそのそと布団に戻る。だが……布団の中には女の子が一人。
花鈴「うぅん(xx)」
ぐごごごご。がごごごご( ̄□ ̄#)
花鈴「え……?(;;)」
そこは花鈴の布団だった。完全に寝ぼけて間違えているようで。
だきっ!
ふぐぅ(--)
寝ぼけて花鈴を抱きしめた。
花鈴「き……きゃあああああっ! ご、ご主人様ぁっ!(xx)」
む? ……何だ。何でおめーがいるんだよ。ここは俺の寝床だべ?(--)
花鈴「違います。ご主人様お部屋間違えてます(xx)」
そう云われて周りを見てみると。
お、おお。おお。悪い悪いわりぃ。間違えちったみてぇだ。トイレ行ったはずなんだがな( ̄ー ̄;;;)
花鈴「もう……。離してくださいよぉ〜(xx)」
戻るのも面倒くせーからこのままここで二度寝しちまってもいーか?( ̄ー ̄)
花鈴「よくないです〜!(xx)」
A.M 6:00。
ぴぴぴぴ
起床。目覚まし時計のアラームをかちっと止めて、目覚める。
花鈴「ん……(xx)」
ちょっとあくびをしながら腕を伸ばす。シャッと音を立ててカーテンを開くと外は青空。眩しい太陽が辺りを照らしていた。
花鈴「ふぁ……。いいお天気〜(^^)」
顔を洗って歯を磨こう、と彼女は思った。
A.M7:00。
エプロン姿の花鈴はただいまキッチンにて朝食をつくり中。
花鈴「お皿、お皿(^^)」
とっても楽しそうに朝食を作る。
花鈴「お箸、お箸(^^)」
時折鼻歌なんて口ずさみながら。
花鈴「そろそろみんな起きてくるかな?(^^)」
ちょうどその予感どおり物音がした。階段を降りてくる音が。
鞠音「うみゃ……(xx)」
寝ぼけ眼の鞠音がとてとてとやってきた。猫娘らしく夜行性のようで、朝は苦手そう。
花鈴「鞠ちゃんおはよう(^^)」
それでもおいしそうな朝食の匂いに目が覚める。
鞠音「おはよーだみゃ花鈴。何だかおいしそーな匂いがするみゃ〜(^^)」
花鈴「もう少しでできるから、待っててね(^^)」
鞠音「わかったみゃー。顔洗ってくるみゃ(^^)」
A.M7:15。
鈴那「ふにゃにゃ……。おはようなの(xx)」
鞠音と同じように寝ぼけ眼の鈴那が起きて来た。鞠音以上に朝はとっても苦手なのだった。
花鈴「鈴那ちゃんおはよう(^^)」
鞠音「おはよだみゃー(^^)」
目もまともに開いていないのか、ふらふらとよろめいてしまう。
鈴那「顔洗うの〜……(xx)」
花鈴「あ……(・・;;;)」
がんっ!
鈴那「ふにゃっ!(xx)」
寝ぼけておでこをドアにぶつけてしまった。
花鈴「鈴那ちゃん大丈夫?(・・;;;)」
鈴那「大丈夫……なの〜……ふにゃにゃ(xx)」
ちょっといたそうにおでこをさすりながら、洗面所に向かうのだった。
A.M7:30。
おるぁ! 起床である! ……ぐがー( ̄□ ̄#)
颯爽とご主人様起床。が、まだ殆ど眠ってる模様。
花鈴「ご主人様、おはようございます(^^)」
鞠音「やっと起きたみゃ! 早く食べるみゃ! お腹すいたみゃ!(--)」
鈴那「ふにゃにゃにゃ……(xx)」
おう。朝飯じゃい! Zzzzzz( ̄□ ̄#)
寝ながら朝食を取るご主人様だった。
A.M9:30
花鈴「お掃除お掃除(^^)」
鈴那「鈴那もお手伝いするの〜(^^)」
鞠音「あたしも手伝うみゃ(^^)」
ねみぃ。俺は寝る。昼になったら起こしやがれ(--)
花鈴「わかりました〜(^^)」
休日は寝てばかりのご主人様だった。
A.M10:30
花鈴「お洗濯しないとね(^^)」
のんびり屋さんな性格なのに、てきぱきと動き回る花鈴。
鈴那「ふにゃにゃ。お洗濯なの〜(^^)」
鞠音「お外に干してくるみゃ〜(^^)」
鈴那も鞠音もお手伝いしてくれる。花鈴は、とっても慕われてるお姉ちゃんなのだった。
A.M11:30
花鈴「鈴那ちゃん。ご主人様を起こしてきてくれないかな?(^^)」
鈴那「はぁいなの(^^)」
もうすぐお昼。花鈴はキッチンでご飯の用意。とてとてと階段を上っていく鈴那。
鈴那「ご主人様。起きてなの〜。お昼ご飯なの〜(^^)」
ぐごごごご。がごごごご( ̄□ ̄#)
鈴那「起きてなの〜(・・)」
ゆさゆさゆさゆさ
ぎりぎりぎり。ぎゃりぎゃりぎゃり( ̄□ ̄#)
いびきと歯軋りが響く。ご主人様は揺さぶられた程度では起きなかった。
鈴那「起きてなの〜。……ふにゃっ!(xx)」
突如、寝ぼけたご主人様により鈴那は布団の中に引きずり込まれた。そして……。
鈴那「ご主人様やめてなの。怖いの……(;;)」
ぐふぐふぐふ。獲物だじぇ……( ̄▽ ̄#)
ぺろ
狩りでもしていたのか、野生にでも帰ったのか。突然鈴那の細い首筋をぺろんと豪快になめたのだった。
鈴那「ふ……ふにゃああああああああんっ!(xx)」
当然のことながら、びっくりしてしまう鈴那。その声は階下にも聞こえたようで、鞠音がものすごい勢いで階段を駆け上がってくる。
鞠音「あにやってんだみゃっ!?(--;;;)」
どすっ!
ぬぐおっ!?(--;;;)
親友の危機に駆けつけた鞠音。ご主人様に一撃。
正午。
いててててて(--;;;)
鈴那「ふにゃ……。怖かったの(;;)」
花鈴「もう……(xx)」
鞠音「変態だみゃ(--#)」
変態じゃねーよ。おかしーな。俺は確か、凶暴な熊と拳と拳で殴り合いをして勝って、戦利品のサーモンをゲットしてうれしかったのでぺろっとなめただけだったんだが……(--;;;)
花鈴「何してるんですかぁ……(xx)」
そんなわけで、みんなでご飯。
こうして、花鈴の休日は午後へと続くのだった。
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