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【花鈴の休日(午後編)】
P.M.13:00
ふぅ。食った食った( ̄ー ̄)
鈴那「おいしかったの〜(^^)」
鞠音「おなかいっぱいだみゃ( ̄ω ̄)」
花鈴「御粗末様でした(^^)」
片付けの後、洗われた皿を拭く。
鈴那「お皿ぴかぴかなの(^^)」
ふふふ。一まぁい。二まぁい。三まぁぁい( ̄ー ̄)
鈴那「ふにゃ?(・・)」
アヤシイ声を出しながら皿を数えるご主人様に首をかしげる鈴那。
何だ。姫路城のお菊さん伝説を知らんのか(--)
鈴那「おきくさん?(・・)」
うむ。昔の人でな。井戸の冷たい水の中で皿を数えるのが趣味というかなりの変人だ。しかしただ数えるだけではない。数える枚数が十枚を越えたところで……(--)
鈴那「どうなるの〜?(・・)」
ご主人様は急にカッと目を見開いて。
視線が合った奴の命をあっと言う間に奪い去ってしまうのだっ! 今の貴様のようになふふふふぁふぁふぁふぁっ!( ̄ー ̄#)
ぴかっとご主人様の目が光る。
鈴那「ふにゃにゃにゃにゃっ! Σ(;;)」
びくっと脅える鈴那。
これがかの有名な特殊スキル、皿数え死の宣告……。別名、死のだるまさんが転んだ(--)
花鈴「ご主人様、嘘云わないでください。鈴那ちゃんを怖がらせないでくださいよぉ(xx)」
ため息をつく花鈴。
鈴那「ふにゃぅぅぅ……(;;)」
怖がって花鈴の背中に抱き着いてる鈴那。
ふ。情けないやつめ。その程度のジョークで怖がってるようでは一軍の司令官は務まらんぞ(--)
鈴那「うーうーうー。ご主人様意地悪なの〜〜〜!(;;#)」
ぽかぽかぽか
ふ( ̄ー ̄)
がし!
鈴那「ふにゃにゃにゃにゃ(;;)」
鈴那がぽかぽか攻撃をしようにも、ご主人様に頭を完全に押さえられてしまい空回り。ちっちゃい鈴那。リーチがとっても短い。
鈴那「う〜(;;)」
花鈴「鈴那ちゃんをいじめないでください!(xx)」
P.M.14:30
干していた布団をそろそろ入れようと云う事になった。
花鈴「お布団入れるよ〜(^^)」
鞠音「ふにゃぁ。入れ立てのお布団あったかいみゃ〜。眠くなってきたみゃ〜。ねむねむみゃ〜。気持ちいいからねちゃうみゃ〜( ̄ω ̄)」
花鈴「あは。鞠ちゃんちょっと待って〜。今お布団敷くから(^^;;;)」
布団を取り入れ、洗濯済みのシーツもきちっと敷いてくれる。
鞠音「花鈴ありがとみゃ〜。ふみゃぁ。うみゃみゃ。しあわせみゃああん。おやすみなさいだみゃ〜( ̄ω ̄)」
鞠音は早速猫のよーに丸まり、すぐさまくーくーと可愛らしい寝息をたてはじめた。
ふふふ。この俺が布団の正しい叩き方を教えてやるぜ。布団叩きよこせふにゃぅ!( ̄ー ̄)
鈴那が持っていた布団叩きを引ったくるご主人様。
鈴那「ふにゃっ!(;;)」
でぇい! いくぞおるぁ!( ̄□ ̄#)
びしっ! ばん! ばん!
へっ。叩かれるたびに感じて埃をいっぱい出しまくるとはこの淫乱布団め! とんでもねぇエロ布団だぜ!( ̄ー ̄)
花鈴「何を云ってるんですかぁ(xx)」
ため息をついて呆れる花鈴。
鈴那「ふにゃにゃ?(・・)」
↑よくわかってない鈴那。
ここかぁ! ここがいいのかぁっ!? ここが感じるのかぁっ! ここがいいんだろぉ!? あぁおいッ? おるぁ! おらおらおらぁっ! そるぁ!( ̄▽ ̄#)
ばすばすばすっ!
何か分からないがハイになってきたご主人様。渾身の力を込めて布団を叩きまくる。が……。
ばきっ!
うおっ!(--;;;)
あまり強く叩き過ぎて、布団叩きが折れてしまった。
花鈴「もう……(xx)」
鈴那「折れちゃったの(;;)」
ふっ。案ずるな。こんなこともあろうかと、聖剣ならぬ聖布団叩きが我が手にはあってだな。いざ……新奥義! アバソストラッシュをくらえ! てえええええいっ!( ̄▽ ̄;;;)
ずがっ!
ぐおっ!(--;;;)
鞠音「うっさいみゃ(--#)」
干したての布団にくるまれるという心地よい眠りを妨げられた鞠音の怒りがご主人様に炸裂。丸めた敷布団で思いっきりぶっ叩いたのだった。
鞠音「また寝るみゃ〜( ̄ω ̄)」
でも、一瞬にしてまた夢の世界行き。
鈴那「鞠にゃん気持ち良さそうなの〜。鈴那もお昼寝するの〜(^^)」
鞠音の大親友鈴那も一緒になって寄り添ってお昼寝タイム。
P.M.15:00
ぴんぽ〜んと、チャイムが鳴る。
花鈴「はーい(^^)」
布団を取り入れて家事も一通り一段落。今も鞠音と鈴那はお部屋で仲良くお昼寝中。
悠希「こんにちは(^^)」
玄関には、花鈴のボーイフレンドゆー君登場。こうしてとっても楽しいティータイムの始まり。
よぉ来たか悠希よ。貴様に一つ特殊スキルを教えてやろう(--)
悠希「特殊スキルですか?(^^)」
そうだ。まず目を閉じてだな。
悠希「はい(^^)」
云われた通りに目を閉じるゆーくん。
そしてぇ……。いきなり天然エアバッグ展開!( ̄□ ̄)
ご主人様はゆ〜君の首根っこをガッシリ掴んで。
悠希「わあっ!(;;)」
ぷにゅ!
花鈴「え、え?(;;)」
呆然とする花鈴のふくよかな胸に埋めさせた。
悠希「わあああああっ! な、な、何をするんですかああっ!(;;#)」
花鈴「……っ!(//-//)」
慌てふためくゆ〜君と、顔を真っ赤にして絶句してしまう花鈴。
ふはははははっ!( ̄▽ ̄)
うぶで仲良しな二人をいじって楽しむご主人様。
花鈴「ご主人様っ!(xx)」
悠希「花鈴さんのご主人様っ!(--;;;;)」
P.M.19:00
楽しい夕食の時が過ぎ、まったり状態。だが……。
やろうってのか!?(--#)
上等じゃい! やってやらぁ!(--#)
歯ぁ食いしばれこの野郎(--#)
そりゃこっちの台詞だ。くらいやがれ!(--#)
ご主人様と華恋小屋ご主人様あろうず改との喧嘩勃発。
でえええええいっ!( ̄□ ̄#)
つぉあぁぁぁぁっ!( ̄□ ̄#)
ばきっ!
ぐふぉっ!(--;;;;)
ぐおっ!(--;;;;)
見事にカウンター。
花鈴「や、やめてください〜(xx)」
必死に喧嘩を止める花鈴。そもそも喧嘩の内容はと云うと?
止めんじゃねぇこんにゃろう。俺はバラスト軌道派なんじゃああああああっ! レールの下には石っころだろがああああっ!(--;;;;;)
ぬかせこの野郎! 時代はスラブ軌道に決まってんだろがああああああっ! 保守管理の大変さを貴様はわかっとらーーーーんっ!(--;;;;;)
やかましい! スラブ軌道なんぞ風情がねぇんじゃ! 設置費用考えたことあんのかこのアホ!(--####)
黙りやがれこの緑野郎! バラスト軌道なんざごつごつとして秩序がねえんじゃあああああっ! 美しくねぇんじゃっ! 美と云うもんがわかんねーのか貴様は!(--####)
ばきっ!
花鈴「な、何だかよくわかりませんけど……。喧嘩はやめてくださいよぉ〜〜〜(xx)」
バラスト軌道とスラブ軌道の優位性について熱く議論している途中で怒鳴り合いになり、殴り合いの大喧嘩に発展した模様。
鞠音「アホだみゃ。馬鹿だみゃ。花鈴、ほっとくみゃ(--;;;)」
鈴那「ふにゃ〜?(^^)」
よくわからんことで喧嘩をするご主人様達だった。
P.M.20:00
花鈴「ふぅ(^^)」
湯船に浸かる花鈴。
鈴那「ぽかぽかなの〜(^^)」
鞠音「あったかいみゃ〜(^^)」
互いの体を洗い合う鈴那と鞠音。みんなでお風呂。
鈴那「鞠にゃんの尻尾、石鹸つけて洗うの〜(^^)」
鞠音「みゃぁぁ。鈴那ありがとみゃ〜。でも、ちょっとくすぐったいみゃ〜( ̄ω ̄;;;)」
鞠音の尻尾を触っていいのは本人が心を許した本当に親しい人のみ。花鈴も鈴那も沙羅も。でも、ご主人様が触ろうものなら迷うことなく猫パンチ。
よろしい。では俺が代わりに耳を洗ってやろう( ̄ー ̄)
わしゃわしゃわしゃ
そう云って鞠音の猫耳を洗い始めるご主人様。
鈴那「ご主人様なの〜(^^)」
よくわかってない鈴那と。
花鈴「ご、ご主人様ぁ!?(xx)」
突然のことに恥じらい、とっさに両腕で体を隠す花鈴と。
鞠音「どっから涌いたみゃこのすけべ!(--#####)」
キれてご主人様に天罰を食らわせる鞠音。
ばき!
ぐおっ!(--;;;)
予想通り猫ぱんちによりダウンさせられて退場。
花鈴「もう……(xx)」
P.M.23:00
夜も更け、みんなが眠りにつくころのこと。
さて、一丁やるか(--)
のそのそとお外に出て行くご主人様。そして。
あお〜〜〜ん!( ̄□ ̄#)
何を考えたのか、夜鳴き犬の練習を始めたのだった。
おいそこの緑色。何をしておるか(--)
そんなところに、オレンジ色のご主人様。
見れば分かるだろう。犬の鳴き真似をしているのだ(--)
ふむ……。鶏鳴狗盗(けいめいくとう)というやつか。どんなつまらん技能であっても持っていて損することは決してない。貴様、なかなかやりおるな(--)
うむ、そうだ。犬の鳴き真似のようなつまらんもんでも、いずれ危急に陥ったときに役に立つものだ(--)
その通り! では俺は……猫の鳴き真似でもやるとするか(--)
そしてオレンジ色のご主人様は邪魔にならないようにとその場を立ち去った。
あお〜〜〜ん!( ̄□ ̄#)
後にはひたすら犬の鳴き真似をするご主人様と。
ふみゃ〜〜〜!( ̄□ ̄#)
別の場所で猫の鳴き真似をするオレンジ色のご主人様が残された。
鞠音「何やってんだみゃ?(--;;;;)」
毬奈「わふわふ?( ̄ω ̄)」
花鈴小屋の猫娘鞠音と、華恋小屋の犬娘毬奈を本能的に起こしてしまったことに気付く者はいなかった。
こうして花鈴にとって騒がしい休日は過ぎていく。
A.M.2:00
まだまだ一日は終わらない。ご主人様のいたずらタイムは日を跨いで行われる。
……ふっふっふ( ̄ー ̄)
花鈴の部屋にこっそり忍び込んで、もそもそと何かやってるご主人様。
花鈴「う〜ん。う〜ん(xx)」
おお。また更にでかくなっておるな( ̄ー ̄)
巻き尺を使って花鈴のバストサイズを測っていた模様。とても酷い。
花鈴「う〜ん。う〜ん(xx)」
この影響で、花鈴はどうやらうなされている模様。
フフフ。明日の朝云ってやろう。びっくりするぜ絶対( ̄ー ̄)
そして翌朝。
おいでかちち(--)
花鈴「ご主人様、おはようございます(^^)」
ご主人様はおもむろに人差し指で花鈴を差して。
びし!
貴様のでっけぇおっぱい9×センチ!( ̄ー ̄#)
花鈴「……ひぅっ!? Σ(//-//)」
どうしてそれを!? と、驚愕顔の花鈴に対し。
ふっ。またまたまたまた成長しおって。今度、悠希のやろにも教えてやろうかな( ̄ー ̄)
花鈴「だ、だめです〜っ!(//-//)」
不敵な笑みを浮かべて去っていくご主人様だった。
花鈴「ご、ご主人様ぁ〜!(//-//)」
こーしてまた、にぎやかな一日が始まるのだったとさ。
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