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【華恋小屋の実態その二】
華恋「ぐがーーーー!(--)」
テントの中で豪快ないびきをかきながら眠りこけるのは華恋。外見こそ花鈴と似ているけれど、雰囲気がまるで違っている。目付きは鋭く攻撃的で、とても喧嘩っ早い姉御肌な性格をしていた。
ふ。久々に触ってくれようか。どれほど変わったものかな( ̄ー ̄)
と、いいながらオレンジ色のご主人様ことあろうず改は華恋の胸を人差し指でつっついた。
ふに!
ふふふ。いっちょまえにでかくなりおって。ほれほれほれ( ̄ー ̄)
ふにふにふに!
玲美「ご主人様。何をしているんでございますですの?(--)」
そんなところに華恋の妹玲美がひょっこりと起きてきた。花鈴小屋のご主人様が『ブラック鈴那』と言っていた娘である。
いや何。華恋の乳がどれほど成長したか確認してやろうかと思ってな、故に今は弾力性を測定しているところである。なかなかに、良い。隣の緑色したアホんところの花鈴程ばかでっかくはないが、張りが有り弾力性に恵まれ良い形に成長してきておる。非常にバランスが優れていると認めざるを得ない。喜ばしいことだ。十分な合格点を差し上げてくれよう(--)
玲美「何てことをしてまたおっしゃっているでありますですの!? それはとんでもないセクハラ行為でございますですことですわ! 今すぐおやめなさってくださいまし!(--;;;)」
はっ!(--)
ばっ!
玲美「ほわちゃっ!? Σ(--;;;)」
オレンジ色のご主人様は突如、玲美の胸をタッチ。が……。
ふ……。華恋に対し貴様の乳はまるで成長しておらんな。非常に残念でたまらない。あまりに貧しすぎて涙がこぼれてくるぞ(--)
玲美「どどどど、どこを触っているでございますでありますですの! 私も確かにちびっこくてお子様ではありますがこれでもいっぱしの淑女であるつもりでございますですのよ! それにそれにそれに、ほ、放っておいてくださいまし! これでも日々牛乳を欠かさず飲んでる成果もあって、一応ほんのちょびっとくらいは拡大を続けているんでありますでございますですのよ!(--;;;)」
ふん。人はそれを誤差の範囲内と呼ぶのだ。あばらがごつごつした洗濯板娘め(--)
とっても酷い事を言い放つ華恋小屋ご主人様と、ショックを受ける玲美。
玲美「がーーーんっ! ですのよ!!! Σ( ̄□ ̄#)」
とか、ぎゃーぎゃーやっていると。
華恋「っせえな。さっきからあーにやってんだよてめぇら!(--;;;)」
心地の良い眠りを妨げられ、御機嫌斜めの華恋。それに加え、ショックを受けて涙目の玲美がまくし立てる。
玲美「おおお、お姉様聞いてくださいまし! ご主人様ひどいのでございますですのよ! お姉様のお胸をいっぱいたっぷりしっぽりふにふにとお揉みになられて触られておりましたでございますですのよ! そしてその後で私のお胸も触られて溜息をつかれながらぺったんこのまま面積も容積も見た目もまるで拡大していないとおっしゃるのでございますですのよ! その上洗濯板っておっしゃいましたでございますですのよ! お姉様のお胸は大きくて弾力性性があって良い形に成長してきたとか、ふにふに触りながらおっしゃるのでございますですのよ! とってもひどいのでございますでありますですのよ! 私悔しくて悲しくてご覧の通り涙ちょちょぎれながらきーーーーっていいながらハンカチ噛んじゃってますですのよ!(--;;;)」
それを聞いた華恋は激怒。口は悪いけれどとっても妹思いな姉貴なのだった。
華恋「んだとおおぉっ!? てめぇこの野郎! 何あたいの乳揉んで触っていじくってやがった上に玲美の乳揉んでひでぇことぬかしてんだおるああああああ!(--#####)」
ばき! ごす! がん!
ぐふっ! ま、待て待ちやがれこの暴力女! 落ち着け! 話せばわか……ガアッ!(--;;;)
華恋「うるせーーーー! 誰が待つかこのタコーーーーーーーっ! 玲美いじめて泣かせんじゃねーーーよ、この変態どスケベやろーーーーーっ! ぜってぇぶっ殺す!(--#####)」
がすがすがすがすがす!
華恋必殺の正拳五段突きが炸裂するのだった。
のひょおおおおおおおおおおおおおっ!(--;;;)
一方そのころ、テントの片隅では……。
毬奈「わふわふ〜?( ̄ω ̄)」
日常のどたばた風景にも全く動じていない子犬娘毬奈がわふわふいいながら、犬尻尾をぱたぱたとふるわせていたのだった。
…………
所変わり、花鈴小屋。
以上、今VTRで見てきたのがあいつらの実態だ。この前隠しカメラで撮っておいたが、まったくもってバッチリ過ぎるほどの撮れ具合だな。いででででで! おいこら花鈴! もうちと優しく消毒してくれ。染みる。痛い!(--;;;)
花鈴「してますよぉ。もう……(xx)」
散々セクハラされたり酷い事されながら、ちゃんとご主人様の手当をしている優しい花鈴。
鞠音「救いがないみゃ〜。あんたもあんたならパチもんもパチもんなんだみゃ〜。所詮は同類なんだみゃ〜(--;;;)」
鈴那「ふにゃにゃ?(^^)」
呆れ果てる花鈴と、脱力する鞠音と、相変わらずよく分かっていない鈴那の三人だったとさ。
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